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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

国宝 志野茶碗 銘 卯花墻

2012-03-25 | アート
先日東京へ行った時、三井記念美術館へ行きました。
お目当ては 「国宝 志野茶碗 銘 卯花墻(うのはながき)」!!
この美術館所蔵のこのお茶碗が公開されるのを待っていました。

先月、サントリー美術館での展覧会へ行き(過去記事はこちら
陶磁器で国宝に指定されているものを調べて以来、国宝14点すべてを見たいと思うようになりました。
(フェルメールの絵37点をすべて見る旅というのもしてみたいのですがちょっと難しそう…
でも、国宝14点なら出来そう!あと残り8点かな。)

これは日本で焼かれた茶碗で国宝に指定されているたった2碗のうちの1碗。
美濃の牟田洞窯で焼かれたもので、歪んだ器形・奔放な篦削り・釉下の鉄絵などは織部好みに通じる作行きで、
もと江戸の冬木家にあり、明治20年代中頃に室町三井家の高保の有に帰したそうです。
桃山時代のもので、思わず手に取りたくなるような柔らかで優しい色と形に温かさを感じました。

美術館で開催中なのは 「茶会への招待―三井家の茶道具―」

展示室1 「茶の湯の名品」 貴重な茶入れ、花入れ、水指などがずらり
展示室2 「茶の湯の名品」 朝鮮の御所丸茶碗
展示室3 「如庵の取合せ」 昭和26年の光悦会の一席が再現されています
展示室4 「茶事の取合せ」 茶事の基本「正午の茶事」が想定されその流れに道具が並びます
展示室5 「名碗抄」 国宝の志野茶碗と、重要文化財の長次郎作の黒楽茶碗「俊寛」、本阿弥光悦作の「雨雲」が!
 

私も一緒に行った娘もお茶の心得は多少ありますので、
この道具はこういう場面でこのように使うということはわかります。
(お手前の細かな部分はかなり忘れていますが・・・)
三井家のお茶会、一体どのような方々がお呼ばれしたのでしょう。
これらの道具がどんな人の手に触れ、歴史を繋いできたかと果てしない時の流れを感じました。
この展覧会の会期は4月8日までです。

その後はお約束の美味しいもの♪
このビルの最上階で、都会の夜景を眺めながら美味しいひと時を過ごしました。

マンダリン・オリエンタル東京 38階 アジアンインスパイアダイニング 「ケシキ」

  (←ネットから画像借りました)

   

写真が上手に撮れていなくて残念!