カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

大人になったのび太が喜ぶことだろう

2014-04-30 | 時事

 平成28年から8月11日は「山の日」という国民の祝日になることが決まった。まず聞かれる反応は、国会議員はいったい何を話し合ってるんだ、という不信感だろう。本当にまじめに話し合うことは無いのだろうか。
 8月に祭日が無いということだが、そのもう少し先に盆がある。これは祭日ではないが、事実上多くの人が休みを取る。基本的には正月とならぶ習慣的な休みとなっているところは多いのではないか。僕のところは全体的な休みとは違うけど、やはり親戚などの仏事なんかがあるところは優先的に休みを取るし、事実上業務は縮小する。取引先は、普通に休みだから、そちらの方面を無理に稼動させても意味が無い。さらに子供の学校は夏休み。八月に祭日はもともと不要だろう。6月が無いというが、唯一祭日が無い月として重宝されることになるだろう。
 これで国民の祝日は16日となる。既に国際的にも祝日の多い国であるが、さらに休みが増える。経済効果があがるという話もあるが眉唾で、調整の難しくなるところが増えるだけだろう。そもそもの有給休暇を消化させる動きは間違いなく鈍化するだろう。しわ寄せで、年間の労働時間は逆に平均で増えるかもしれない。
 休日の経済効果の面で考えても、国民の祝日で観光地への集客が増えることの不効率のほうが問題になるかもしれない。今は連休時期にさしかかっているが、このような時期はむしろ渋滞や特別価格による不利益のほうが大きい。どのように分散させて効率化させるかの方がむしろ課題としては大きい。出来るだけ休みは分散して取るようにすることが出来れば、快適で効率よく、なおかつともに不利益にならない休日を満喫できる人が増えるだろう。
 さらに今の天皇もいずれはお亡くなりになる(崩御)わけで、必ずしもそれで祝日が増えるとは限らないにせよ、新たな天皇にまつわる記念日の制定の話は、必ず出てくるだろう。そのときに考えればよいというのはあくまで建前だから、代わりに以前のものを減らすなどということがあるんだろうか(無いだろうな)。
 次は川の日だ、という揶揄ばかり聞こえる。いや地球や宇宙だって皆大切だ。祝日に限らずいろんな日があるが、むしろそのような日に対する差別的な冒涜とも取れる。子供の教育に良くないことだ。
 ちょっとだけいいことがあるとしたら、こんな馬鹿げたことしかやはり国会議員の頭には考え付かないらしいという事実の確認が出来たことだろう。でも、落とすべき人が誰なのかが明確でない。党派を越えて賛成多数なのだから皆落とせばいいのだけど、代わりの人がいいという保証は無い。つくづくこの国の民主主義は終わっている。
コメント
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