最近は酒に酔うようになっていて、これは加齢に伴い体力が弱っている証左であろうけれど、酔うのはある意味でお金の節約になって良いという側面が無い訳ではないが(割り勘負けという側面もあるが)、これに伴って困ったことになっているのは、イビキがひどくなっているらしいのである。
睡眠時無呼吸症候群などのような健康被害を気にしている訳ではない。昼に眠くなるのは困るだろうけど、突然死しても本人が困る訳ではない(というか困りようがない)。それに不健康なのは、かえって僕のようなアマノジャクには精神衛生上気分がいい。ざまあみろ、である。
困ったと思っているのは他ならぬ他人への配慮である。いやお隣に寝ているのは主につれあいだから他人ではないが、他者であるということでは大変にいけない。僕には意識がないが、彼女が睡眠不足になるのは良くないばかりか、まことに申し訳ない。事故にあったり怪我をするような事があったら、どうしたらいいのか。その原因が僕のイビキだということがバレたら、かえって滑稽ではないか。
それともうひとつまずいことがあるのは、そうであるから休肝日を増やせとか、酒量を制限される危険が増すということなのである。そんなことになったらオチオチ落ち着いて飲んでいられない。
とりあえず出来る限り僕から先に寝ないということを気をつけながら(そのくらいの意識を保つ程度に酔うということ)夜更かしをするしかないと考えているところである。