カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

イスタンブールを支援したい

2013-05-09 | 時事

 猪瀬都知事が失言をしてオリンピック誘致に黄色信号がともった、という報道がしばらく続いた。けしからんという意見ももっともで、既に多額の誘致の資金をどうするのかという問題とか、政治家の資質がどうかということなども議論があった。そもそもルール違反をするような発言をしてしまうというのは、まずいことなんだろう。記者の誘導にまんまとはまったということも言われているし、脇が甘いという視点からはどうにもならんかもしれない。
 僕自身は失言問題をあれこれ言う時点で、またか、という気分だし、それで資質がどうだという意見も、なんだかな、という気持ちがあるのは確かだ。そういう資質が政治家に要るというのは、まったくどうでもいい議論だとも思う。単に面白くない意見を言う人こそが、本来的な政治家の資質なら話が別だが…。
 そもそも東京オリンピックってどうなのよ、という人からは、撤退出来て大変によかったとも聞いている。事実上選ばれることが無くなった(ってホントかね)事で、さらに資金が消えなくて良かったとも聞く。そういうのを狙った発言だとは分からないけど、もう猪瀬知事本人もだいぶ嫌になったことは間違い無かろう。辞める理由も出来たし、気楽になればいいとも思うが。作家の力量のある人だから、そういう仕事をした方がいいんじゃなかろうか。
 実はどんな失言をしたのかと言ったらあんまりはっきりしないが、「イスラム教国が共有するのはアラー(神)だけで、互いにけんかしており、階級がある」ということらしい。トルコに対する中傷につながるというのは確かそうだけど、まあ、その通りだね。政治家としてはドボンかもしれないが、間違ったこととは言えそうにない。日本も近所の国とは仲が悪いし、神様はごっちゃだし、はっきりした階級は無いけど格差はあるよ、といったお互いさまではあるにせよ。
 早いところ東京を諦めてトルコの支援に切り替えるってのも良さそうだけど、やはりこれは立場上できない問題なんだろうね。それができないのなら、やはり政治家としての資質がありそうである。
コメント (2)
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