カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

ボールペンを捨てる

2011-12-31 | 感涙記
 メモ魔の僕の年末の楽しみは、今年インクの切れたボールペンを捨てること。
 黒だけ残ってる場合は本をよく読んだ(赤で線を引くから)場合が多く、赤が残っている場合は会議がつまらなかった(資料にたくさん書きつけるから)場合だとかが多く、何故か青は先に切れることが多くて困らないが(請求書をたくさん書いたとか)そういう感じでインクの残っているボールペンは、それこそ山のように机の引き出しに眠っている。キャップをなくしてしまったものとか、時々書けなくなっているかもしれないと思って書いてみるけど、年々ボールペンの性能はあがっているものと見えて、なかなかそういうものが出てこない。書けるもの(まだ使える)を捨てるには忍びないので、使い切ったものを堂々と捨てられることに快感を覚えるのだろうと思っている。漱石は年末になるとたまった手紙を庭で焼いて喜んでいたそうだが、そういう気持ちは何となくわからないではない。書けなくなったボールペンには感謝しつつもお別れできて大変に嬉しいのであった。
 そうしてまた、新しいボールペンを手にすることの喜び。胸のポケットに新しいボールペンをさすことの快感は、そのたびごとに気持ちをリフレッシュさせるのであった。

追伸:筆ペンがなくなるのは不幸が多かったのかお祝いが多かったのか、その両方が多かったからに違いない。
コメント (2)
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