母校で雑談をしていて、学生気質の話になった。ウチの学校に講師で来る先生に「お宅の学生はよく挨拶をしますね」と必ずのように言われるのだそうだ。確かに他の学校に行くとほとんど学生と挨拶を交わすことは無い。まあ、他校だから当たり前だろうと思っていたが、確かにウチは伝統的に挨拶をする人が多いようだ、ということだった。もちろん指導その他何にもしていない。どうして挨拶をするような学生さんが集まってくるんだろう。
適当な人数で顔見知りになりやすいとか、アットホームな雰囲気であるとか、留学生の割合であるとか、そもそも人のよさそうな人が多くて警戒心が弱いとか、いろいろ考えられそうな気もしないではない。
ところがある先生が「それはやっぱり廊下幅の狭さじゃないか」という。廊下幅が狭いとすれ違う時に挨拶を交わさなければすれ違えないというような脅迫観念が沸き起こるのではないか、というのだ。
そうすると無暗にバリアフリー化するのも良くないのかもなあ、ということでありました。廊下幅の広い老人ホームなんかは挨拶が少ないのかな。今度聞いてみよう。