「J.R.モンテローズ」

2021-06-12 | 【断想】音楽

 J.R.モンテローズについては、ほとんど知らない。
 CDのガイド・ブック等で、幾らか目を通した程度である。
 白人のテナー・サックス奏者であるが、「その音は黒い」とあって、興味をもった。
 「ザ・メッセージ(ストレイト・アヘッド)」と言うアルバムが、いいらしい。
 ブルー・ノートに「J.R.モンテローズ」と言うアルバムがあり、それを入手したので聞いてみようと思う。
 そのアルバムのライナー・ノーツにJ.R.モンテローズのプロフィールが記されていた。
 なんだか、ひとつのことが長続きしない人のようだった。
 もしかしたら、わがままで、生意気で、付き合いにくい人なのかも知れない。
 「J.R.モンテローズ」は、1956年の録音である。
 パーソネル、収録曲は、以下の通り。
 アイラ・サリヴァン{tP)
  J.R.モンテローズ (ts)
 ホレス・シルバー(p)
 ウィルバー・ウェア(b)
 フィリー・ジョー・ジチョーンズ(ds)
  1.ヴィー・ジェイ
 2.ザ・サード
 3.ボビー・ビン
 4.マークV
 5.カ・リンク
 6,ビューティアス
 チャールズ・ミンガスの「直立猿人」(1956)の演奏に加わっているとのことで、Lp盤のライナー・ノーツを見てみた。岩浪洋三氏が書いていた。
 ジャック・モントローズと言う名前があった。「ジャック」となっていたが、これは、どうなのだろう。「J.R.」とあるのは、単に「ジュニア」と言うのを、そう表記しただけと何かに書かれているのを読んだ。
 「J.R.モンテローズ」を聞いていて、「直立猿人」の雰囲気を彷彿とさせるところがよくあった。
 何か一言、言いたいことがあるような印象を受ける、こういうタイプは、時折いる。
 言いたいことの中味がたいしたことがない場合もよくある。
 「カ・リンク」のシンバル、南国のリズム、なかなか楽しい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿