“ライフ・ライン”

2024-07-01 | 【断想】音楽

 ジョージ・アダムス=ドン・ピューレン・カルテットによる「ライフ・ライン」。
 1981年、オランダでのスタジオ録音、レーベルはタイムレス(アルファ・レコード)。
 タイムレスでの「アース・ビームス」(1980)につぐ、第二弾。
 このアルバムでは、ジョージ・アダムスのヴォーカルが聞ける(2曲目、4曲目)。
 〈パーソネル〉
 ジョージ・アダムス(ts,fl,vo)
 ドン・ピューレン(p)
 キャメロン・ブラウン(b)
 ダニー・リッチモンド(ds)
 〈収録曲〉CDには、6曲収録されている。
 1.ザ・グレイト・エスケイプ・オア・ラン・ジョン・ヘンリー・ラン
 2.セリアスリー・スピーキング
 3.ソフト・シーズ
 4.ネイチャーズ・チルドレン
 5.プロテクション
 6.ニューカマー:セブン・イヤーズ・レイター
 ジョージ・アダムス、ドン・ピューレンのエキサイティングな演奏からは、フリー・スタイルをよそおっているのではないのは聞き取れる。
 ただ、僕には、その叫びが何によるものであるのか、何を求めるものであるかが、掴めない。
 演奏された1980年頃というのは、45年くらい前になる。
 僕が、秘書家業をはじめた頃だ。
 世界的にも学生運動、学園紛争の時代が遠ざかり、世の中いくらか落ちついた頃なのだ。
 人には、いつの時代でも変わらぬものはあるのだが。