081029の新聞で「外見で入試不合格」の記事がありました。
神奈川県立神田高等学校でのことです。
神田高校の公式HPは↓をクリック。
http://www.kanda-h.pen-kanagawa.ed.jp/
茶髪、眉そり、ピアス跡・・・。
これらの外見で、不合格になった生徒がいるとのことです。
これらの外見は、選考基準として明文化されていません。
でも、2005年度、2006年度、2008年度にチェックされました。
合格圏内にいながら、これで不合格になったのは計22人です。
外見のチェックは、2005年当時の神田高・校長の発案のようです。
教員の間でも、異議は出ませんでした。
以下は、合否判定に使われた主な項目です。
● 茶髪に染めた跡がある
● つめが長い
● (願書受付日や受験日の)態度が悪い
● 軍手をつけたまま願書を渡した
● 胸ボタンを外している
● 服装がだらしない
● ズボンを引きずっている
● スカートが短い
● まゆをそった跡がある
● 化粧をしている
ちなみに、神田高校についてです。
● 年100人を超える中退者が出る
● 2005年度入試以前は、定員割れが多かった
● 2009年度から近隣の県立高校と統合
● 神奈川県内の公立高校では、学力は最下位のレベル
2007年度入試では、外見チェックをしませんでした。
すると、同年の新入生を中心に・・・。
問題を起こして謹慎になる生徒が増えました。
そのため、2008年度からは外見チェックを復活させました。
神田高校の校長先生は・・・。
「オトナへの不信感が大きい子が多く、教員の指示に従ってくれなかった。教員の負担軽減が大きな目的だった」
・・・と語っています。
まず、前提として確認することがあります。
この高校の生徒が、全員問題を起こすわけではありません。
普通に学校生活を送りたい生徒が大半でしょう。
でも、どうしても悪いほうの一部が目立ってしまうものです。
ましてや、このような報道のされ方ですからね・・・★
ただし、学力的に低い高校の場合、問題が起こる確率は高いでしょう。
問題を起こす生徒がいる割合も高いと思います。
全員ではなく、確率や割合の話です。
さて、それを伝えた上で、いつものように授業中に話題にしました。
「この校長の判断って、いいと思う? 悪いと思う?」
子どもの返答は、次回へ・・・。