◆◇◆『勉強の結果は「机に向かう前」に決まる』池田潤〔いけだ・じゅん〕著(サンマーク出版)より◆◇◆
多くの人が勉強したフリをしているだけで、実は全く勉強をしていない!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
---------------------------------------------------------------------
⑩すぐに結果が出るという淡い幻想を捨てる
勉強を持続することができない人の特徴がある。
そのひとつは、「すぐに結果を求める」ということだ。
1週間勉強して、結果がでなければ・・・。
それに失望して、勉強する気をなくしてしまう。
勉強したって、意味がない。
自分にはできない。
ネガティブな感情が芽生えてしまう。
そうならないためには、どうすればいいか?
最初から期待しなければいい。
最初からすぐに結果がでるなんて思わないことだ。
淡い幻想は手放そう。
最初は結果を手にするよりも・・・。
勉強を継続できること自体に喜びを求めることだ。
持続さえしていれば、じわじわと自分の力になっていく。
目に見える結果が出なくても・・・。
目に見えない力が、自分の中に蓄積されていっていると信じること。
それができるようになれば、持続すること自体を楽しめるようになる。
---------------------------------------------------------------------
塾に通うと、すぐに結果が出るのでしょうか?
最後の最後は、子ども次第ですが・・・。
私は、すぐに結果が出ないことのほうが多い気がします。
ひとつの塾に長く通う子どもは・・・。
基本的に学力が落ちていないか、伸びていると考えられます。
学校では、常に勉強内容が進んでいきます。
新しい内容が次々に出てきます。
だから、何もしなければ新しい内容はわかりません。
学力は落ちていくことになります。
現状維持の場合は、勉強の進行に付いて行けていると考えられるでしょう。
問題は、子どもの学力からすると・・・。
保護者の方の期待が大き過ぎる場合です。
塾に通っている場合は、期待したほど伸びていないと考えられてしまいます。
すると、原因を子ども以外と考えます。
つまり、塾が悪いということになります。
この場合、残念ながら半年くらいで塾を渡り歩くこともあります★
でも、それは逆効果だと思います。
子どもも塾の先生も、慣れることが必要だからです。
それは、勉強のやり方、勉強の質や量、先生は子どもに、子どもは先生に。
私は、最低1年以上は必要だと思っています。
2014年10月時点でも・・・。
「2年間続けてみて、やっとできるようになってきたなあ」
・・・そんな子どももいます。
私は、短期間で塾を渡り歩いている保護者の方からの問い合わせには・・・。
「今お世話になっているところに、お願いしたほうがいいですよ」
そう言うことが多いです。
結果が出るのは、本人が多くの努力をしたあとですね☆
「この世の中は、ある程度【行動の貯金】をしないと結果が出ないものだと私は思っています。きっと神様が本気度を試しているのかもしれません。行動しているのに結果が出ない…。そう思ったとき私は、『まだ行動の貯金が貯まっていない』と思うようにしています」
(木戸一敏〔きど・かずとし〕 経営コンサルタント 研修・セミナー講師 モエル株式会社 代表取締役)
---------------------------------------------------------------------
![]() |
勉強の結果は「机に向かう前」に決まる |
池田 潤 | |
サンマーク出版 |