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写真は、161118、中1数学の授業です。
埼玉県白岡市・篠津中、第3回定期テストが迫りましたね。
161121&161122です。
2週間前からテスト範囲に戻って勉強しています。
ところで、161117の新聞記事に、「新指導要領 審議のまとめ どう見る」がありました。
2020年度から小中高で順次始まる新学習指導要領にて・・・。
アクティブ・ラーニング(AL)が話題ですね。
「学修者の能動的な学修」といわれています。
埼玉県立浦和高校の杉山剛士校長のインタビューが載っています。
浦和高校は、埼玉県で最も学力が高いといわれている公立高校です。
少し見てみましょう。
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グループ学習でも、他人任せではALとは言えない。
講義型の授業でも、教師の質問ひとつで・・・。
生徒を食いつかせることができる。
深いところで揺さぶることができる。
主体的に学ぶ人を育てることが重要。
主体的に他者と協議して学ぶ点では・・・。
行事でも部活動でも、立派なALになる。
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思考力、判断力、表現力のある、浦和高校の生徒のALは・・・。
身になるような気がします。
もう知識なども入っているでしょうから。
ただしALは、どんな生徒でも、どんな教科でも・・・。
万能に身になるとは思わないのですが、どうでしょうか。
それでは、授業に戻りましょう。
問題「銅を90%ふくむ合金と、銅を75%ふくむ合金がある。この2種類の合金を溶かして混ぜて、銅を80%ふくむ合金を300gつくりたい。それぞれ何gずつ混ぜればよいか」
これは、小5から勉強している「割合」の問題です。
割合の式は、「全体×割合=割合の数字」です。
「全体=合金」「割合=濃度」「割合の数字=銅」となります。
小5の算数から、上の写真のように表を使って解いていますよ。
あまり意味がわからなくても、表に数字を入れていけば解けます。
何度か練習して慣れると、カンタンですよ~♪
まず縦に見ながら、濃度の割合を入れていきます。
百分率と割合の関係は、「100%=1」となりますよ。
「90%=0.9」となるわけです。
そして縦に見ながら、90%の合金をxg混ぜるとします。
そうすれば、混ぜたあとは300gですから・・・。
75%の合金は、(300-x)gというのがわかりますよね。
さらに縦に見ながら、銅の数字を出していきます。
「全体×割合=割合の数字」なので、かけ算すれば銅は出ます。
80%の銅だけは、濃度も合金も数字で出ているので、数字で出ますよね。
そうすると、銅の縦に方程式が出来上がっているのがわかります。
それを書き抜いて、解けばいいわけです。
90%の合金の銅と75%の合金の銅を足したら、240gの銅です。
→ 0.9x+0.75(300-x)=240
90x+75(300-x)=24000
90x+22500-75x=24000
15x=1500
x=100
90%の合金が100gとわかったので・・・。
全体の300gから引けば、75%の合金の重さが出ますよ。
→ 300-100=200
答えは、「90%を100g、75%を200g」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/40/78488bce61d610c20478c8d217e832c0.jpg)
↑確認してみてくださいね。
子どもは、たまに・・・。
「そんな問題、学校でやってない」と言うことがあります。
定期テスト範囲の内容ですよ。
この濃度の問題も、そんなことを言っていました。
でも、昨年度の定期テストでは実際に出題されていることがわかります。
ちなみに、昨年度の中1理科の定期テストでも・・・。
食塩水の濃度の問題が出ています(←しかもたくさん★)。
もちろん、本当に「やっていない」のかもしれませんが・・・。
「やってない」で済ますのは、危険だなあと思うことが多いです。
もしかすると、聞いていないか理解していないか忘れていただけで・・・。
学校の授業で、扱ってくれていたかもしれません。
もしくは、「あ、これ学校のワークには出てたなあ」と。
提出しないといけない学校のワークを・・・。
しっかりやっていると気づくかも?
アビット新白岡校で通常使っている数学のテキストでは・・・。
濃度の問題を、けっこう勉強しましたよね。
つまり、学校はどうあれ・・・。
中1で勉強するべきものは、しっかり身につけようと思っています。
とにかくまず手を動かして、表をかくことからスタートですよ。
学校の授業で、何でもかんでも教えてくれるわけではありません。
方程式の文章題は・・・。
教科書に出ている、最低限度のパターンだけは教えてくれるかと思います。
あとは、学校のワークで補完する、塾の勉強で補完することです。
「学校でやってない」で終わらず、少し上を目指していきましょう☆
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