写真は、190831、中3北辰テスト対策講座(理社)です。
写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前190831の土曜日で2教科です。
理科の問題を見てみましょう。
大問5 問5「実験3の(2)図5で、電熱線Bの消費電力は、電熱線Aの消費電力の何倍かを求めなさい。また計算の過程や考え方も書きなさい」
「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。
それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。
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直列の図4より
電熱線Aの電力は、問題文より16W 図2のグラフより、電熱線Aの抵抗は?
→ 4.0V/1.0A=4Ω
電熱線Aの電流と電圧は、図2のグラフよりいくつか?
→ 2.0A×8.0V=16W
直列なので、電熱線Bの電流も?
→ 2.0A
問題文より、電熱線Bは8Wだが、電圧は?
→ 8W/2.0A=4.0V
電熱線Bの抵抗は?
→ 4.0V/2.0A=2Ω
電源の電圧は?
→ 8.0V+4.0V=12.0V
並列の図5より
直列と同じ電圧の電源と問題文にあるので、電源の電圧は?
→ 12.0V
電熱線Aの電流は?
→ 12.0V/4Ω=3.0A
電熱線Aの電力は?
→ 3.0A×12.0V=36W
電熱線Bの電流は?
→ 12.0V/2Ω=6.0A
電熱線Bの電力は?
→ 6.0A×12.0V=72W
ラスト、電熱線Bは電熱線Aの何倍?
→ 72W/36W=2倍
答えは、「2倍」です。
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この書き方そのものでなくても大丈夫です。
私は説明するので、人に伝わりやすい書き方になっています。
模範解答では、もっとカンタンな記述がされていました。
上にある解説は、かなりベタに解いていっています。
↑前フリの書いてあるプリントを作っているので、式だけ板書しています。
各問題で、正答率(正解)と通過率(部分点も含む)が出ています。
この問題の通過率は7.8%と、なかなか難しいです★
この回、北辰テストの偏差値【SS 70】以上は、全体の2.7%ですから・・・。
そのトップ層の3倍弱くらいは、何点かは取れています。
難しいですが、極端な難しさではありません。
ある塾生は、この記述問題を見事に正解させました。
よく当たるなあ~、お見事☆
・・・といっても、他の正答率が高い問題を間違えたりしていますが★
この理科は、100点満点中、46点取れて【SS 50】です。
平成31年度入試の理科も、このくらいの平均点でした。
ある程度、真っ当な平均点と言えるでしょう。
毎年そうですが、北辰テストは2学期最初の第4回から・・・。
真っ当な偏差値の設定になるような気がします。
「夏休みに夏期講習などで勉強して、もう点数取れるだろう」と?
これは例年の傾向だし、他の教科もそんな感じがします。
逆にいうと、中1、中2、中3の1学期は・・・。
けっこう甘めに偏差値が出るような気がします。
ここでいう偏差値は、どのように出しているのでしょうか?
埼玉県の中3生、北辰テスト受験者が全員解き終わって・・・。
北辰のほうで集計し、ガチで平均点を出し、それを【SS 50】としている。
本来、これが正しい偏差値の出し方なのかと思いますが。
もしくは、そうではなくて・・・。
「今回の問題(の難易度)なら、この点数で【SS 50】にしておこうよ」
・・・そんな感じで、北辰のほうで設定(調節)している。
北辰テストの偏差値は、どうも後者のようです。
ハッキリしているのは、夏休み明けの北辰テスト第4回・・・。
ここからは、高い偏差値を取るのはラクじゃないことです★
部活、特に運動部を引退した子どもも、点数を上げてきますよ。
中3生は、夏期講習で、できるところを増やしているとすると・・・。
自分が伸びたとしても、他の中3生も伸びていますよね。
だから、偏差値としては変わらないということもありえます。
でも、変わらないということは・・・。
伸びているということともいえそうです。
周囲の伸びに付いていっている証しだからです。
もちろん、「変わらない」以上の「上がった」成果がほしいです。
夏期講習の頑張りを、北辰テスト第4回で発揮してほしいですね。
190901、第4回北辰テストの成果、期待しています☆
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