NHKの教育特番で感じたこと。
2つ目です。
②授業を聞けない子どもでも、先生が隣につけば問題を解こうとすること
兵庫県尼崎市の公立中学校、中3のクラス。
ある生徒は、授業中ほとんどノートもとらず、忘れ物もしばしば。
3学期になっても志望校、進路を決めていない。
高校に進学する気はあるのか、担任の先生もよくわからない状態。
母親の話は・・・。
「自分が勉強したい、野球がしたいと言ってくれば考えた。でも、子どもにそこまでの気持ちがない」
卒業間近の2月上旬、クラスの中での補修のシーン。
その生徒の苦手な数学を、先生が机の隣について教えてくれている。
その生徒、苦手な授業は出ないこともあったが・・・。
先生が横につくと解こうとする姿勢が見られる。
映像は、以上のような感じでした。
勉強に困っている子どもは、どこにいてもこうなんだよな~と思いました。
わからない授業を聞いていても、わからないので面白いはずがありません。
わからないので興味もわきません。
わからない&できないので、やる気も達成感も起こりません。
お母さんからして・・・。
「勉強で困っている子どもの勉強のやる気は、本人任せでは起こらない」
この原則を知りません。
勉強は、自分が勉強しないと最終的にはできるようにはなりません。
でも、この状態では、自分から勉強しよう!とは、なかなか思えないでしょう。
なぜなら、どうやっていいのかわからないだろうし、そもそも内容がわからないし。
この場合は、塾(家庭教師)での学習方法を考えましょう。
学校のシーンでもわかるように、1対1でやってもらえれば、動くのです。
でも、あんなに1対1で勉強をみてくれる学校の先生は少ないはずですから・・・。
1対1や1対2で、付きっ切りで教えてくれるような塾を選びましょう。
補助付きであっても、自分が動いて勉強する練習をすることです。
補助付きなら、解ける問題もあるでしょう。
そうすると、「あれ? 自分にもできるんだ!」という“ウレシイ体験”ができます。
やっと、そこからやる気が生まれるわけですね。
そして、徐々にですが、なるべく自分でも勉強するように心がけることですね。
ただし! 注意する点は、ある程度学校でも普通(普通以上)の子どもです。
日々自分なりにやっているが、今以上の伸びがない。
このような状態なら、付きっ切りの必要はありません。
「付きっ切りでないと勉強しない習慣」(←小学校低学年じゃないんだから)
「塾でしか勉強しない習慣」(←これでは、勉強量が少なすぎる。週2回、3回とか)
これらがついてしまっても困ります。
さらに、1対1は、比較的簡単な内容の学校の復習がメインになると思います。
「普通」くらいなら、塾の先取り授業を受けて、少し上を目指すとよいでしょう。
学校の内容を先に勉強しておくと、学校の授業がわかりやすくなりますからね。
授業で引っ張ってもらって、個別で教えてもらえる時間のある塾を選ぶこと。
そして、適量の宿題を家で勉強して、「勉強の習慣」をつけること。
これで、学力は伸びていくはずです♪
もちろん、時間のかかり具合と伸び具合は、人それぞれだと思いますけどね☆
・・・次回、感じたこと3つ目に続く。