写真は、210717、中3北辰テスト対策講座(理社)です。
210717の新聞記事に「首都圏『第5波』鮮明」がありました。
東京は、感染力が強いとされる変異種(デルタ株)の感染者が・・・。
303人確認されました。
これは、「確認されただけの人数」というニュアンスなのか?
210715、210716、210717、3日間の新聞にて、新型コロナ感染者数は・・・。
● 東京 1149人 → 1308人 → 1271人
● 埼玉 243人 → 328人 → 290人
東京が1000人を超えるのは、210513(1010人)以来です。
埼玉県の市町にて、「まん延防止等重点措置」が追加されます。
現行は、さいたま市、川口市だったのですが・・・。
追加は、以前適用区域だった、川越、所沢、草加、越谷、蕨、戸田、朝霞、志木、和光、新座、富士見、ふじみ野、三芳。
さらに、初めての適用になるのは、春日部、八潮、三郷、鶴ヶ島、伊奈。
追加は、210720~210822となっていますが、どうなるか・・・。
さて、写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前日210717の土曜日で2教科(理社)です。
北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
https://www.hokushin-t.jp/
理科の問題を見てみましょう。
大問4の問5「うすい塩酸の質量を15.0gに変え、炭酸水素ナトリウムの質量をうすい塩酸と過不足なく反応する量に変えて同様の操作を行うとき、必要な炭酸水素ナトリウムの質量とそのとき発生する二酸化炭素の質量はそれぞれ何gですか。表の結果から考えて求めなさい。また、計算の過程や考え方も書きなさい」
「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。
炭酸水素ナトリウムの問題は、よく出題されますね~。
塩酸と化合する化学反応式は・・・。
「NaHCO3 + HCl → NaCl + CO2 + H2O」
2つ合わせると3つできてしまうというのが、難しめ。
だから、出題者としたら、問題に使いたいのだと思います。
問題の図を見ると、上が空いているビーカーで反応させています。
だから、二酸化炭素は逃げていっていますよ。
表を見ると、炭酸水素ナトと塩酸の合計質量よりも・・・。
反応後の質量のほうが軽いのがわかるでしょう。
それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。
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表④⑤を見る、炭酸水素ナトリウムが十分なとき、二酸化炭素は何g発生する?
④→ 4+10-12.2=1.8(g)
⑤→ 5+10-13.2=1.8(g)
塩酸10gなら、二酸化炭素は1.8g発生する。では、塩酸15gなら?
→ 塩酸 : 二酸化炭素 = 塩酸 : 二酸化炭素
10:1.8=15:x
10x=27
x=2.7(g)
表①~③を見る、塩酸が十分なとき、二酸化炭素は何g発生する?
①→ 1+10-10.5=0.5(g)
②→ 2+10-11=1.0(g)
③→ 3+10-11.5=1.5(g)
このとき必要は、炭酸水素ナトリウムは何gか? (②と③からも答えが出る)
①→ 炭酸水素ナト:二酸化炭素 = 炭酸水素ナト:二酸化炭素
1:0.5=x:2.7
0.5x=2.7
x=5.4(g)
答えは、「炭酸水素ナトリウム~5.4g 二酸化炭素~2.7g」です。
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この書き方そのものでなくても大丈夫です。
私は説明するので、人に伝わりやすい書き方になっています。
↑確認してみてくださいね。
この問題は手間がかかるので、式を記入していくプリントを作っています。
プリントには、説明が詳しく書かれています。
W・ボードの説明は、簡略化してありますよ(時間がかかるので)。
この問題の通過率(部分点を含む)は、4.4%となっています。
今回の偏差値【SS 70】以上は、全体の3.1%ですから・・・。
単純に考えると、その子どもと少ししか部分点以上をもらっていないかなと。
大多数の子どもは、この問題にあまりこだわらないこと。
この問題を考える前に、他の飛ばしていた問題を考える・・・。
もしくは、解答の書けている問題の見直しをすることでしょう。
落としてはいけないレベルの問題を、キチンと取ることです。
ムズかしい問題は、時間を使ったとしても点数に結びつくかわかりません。
正解するはずの問題を、確実に正解させてほしいですね。
さあ、北辰テスト第3回というと、いよいよだなと。
何がいよいよかというと・・・。
この第3回の偏差値から、私立高校に見られることになるのです。
だいたい、私立高校の各コースの偏差値基準は・・・。
「北辰テスト第3回以降の、よい偏差値2回の平均」で設定されています。
だから第3回以降で、よい偏差値2回を叩き出したいです。
私が、学校説明会に行った限りでは・・・。
「第3回から見る:第1回から見る = 8:2」くらいでしょうか。
同じ学校でもコースによって見始める回は違うので、ザックリですが。
偏差値【SS 50】台くらいの子どもは、偏差値は上がったり下がったり。
● 「今回は国語の読解、わりと内容がよくわかったよ♪」
● 「今回は数学が難しくて焦って、正解するはずの問題も間違えた~」
上のセリフは、たまたま偏差値がよかった。
下のセリフは、たまたま偏差値が悪かった。
こんな感じで、安定しないことがありますね。
だから、よい偏差値を2回出すには、数を撃つことです。
4回やっただけでは、よい偏差値は1回しか出ないとしても・・・。
8回やれば、よい偏差値が2回出る可能性が出てきます。
偏差値【SS 50】台くらいの子どもにとっては、確率みたいなものです。
できる限りの回数を、チャレンジしていけばいいと思いますよ。
ちなみに、偏差値【SS 65】以上だと、よい方向で安定する気がします。
逆に、偏差値【SS 40】台も、悪い方向で安定しがちです★
偏差値【SS 50】台の子どもは、早めに、まずは偏差値【SS 50】後半・・・。
できれば【SS 60】台に、抜けておきたいです。
単純に言うと、そのほうが高校を色々選べる立場になれますよ♪
偏差値は、人と比べなくてもいいのです。
過去の自分と比べて、勝つようにしていきましょう☆
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