◆◇◆『やる気のコツ』植西聰〔うえにし・あきら〕著(自由国民社)◆◇◆
あなたの人生を幸せにできるのは、あなただけ!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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①自分の創意工夫や、夢や希望を人生に生かす
オーストラリアの心理学者、アルフレッド・アドラーがいる。
たとえば、アドラー心理学に「自己決定性」という言葉がある。
この言葉には・・・。
「充実した人生を送るか、ふがいない人生を送るかは、自分しだいで決まる。どのような状況においても、自分自身が自分の人生の主人公なのだから、主体的に生きていくことが大切である」
・・・そのような意味がある。
Aさんは、「自分の創意工夫や、夢や希望といったものを仕事に生かし、自分の力によって仕事を想像していく」というタイプの人。
一方で、Bさんは、「与えられた仕事を、言われた通りにただやっている」というタイプの人。
「充実した気持ちで働いていけるか」
「仕事にやる気をまったく感じられないか」
これは、仕事の内容によって決まるのではない。
その仕事をする本人の思いで決まる。
「人生は、環境によって決まるのではなく、自分自身の決心や行動によって決まる」
これが、アドラー心理学の「自己決定性」の意味だ。
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相手のせいにする、環境のせいにする・・・。
ついそう考えてしまうことがありますよね。
なぜなら、楽だから。
自分に責任がないような気分になれるからでしょう。
仕事の場合、うまくいかないとき、どう考えてしまうでしょうか?
1つ目は「場所のせいだ」。
でも、同じ商圏でも、うまくいっている同業者もいるでしょう。
2つ目は「規模が小さいせいだ」。
でも、現在規模が大きいところでも・・・。
最初は規模が小さいところからスタートしているでしょう。
しかも、規模が小さくても・・・。
個性を出して、うまくいっている同業者もいるでしょう。
3つ目は「ヒト・モノ・カネがないせいだ」。
でも、現在規模が大きいところでも・・・。
この資源が、あまりないところからスタートしているでしょう。
そこから努力や工夫をして、この資源を増やしていったのでしょうね。
したがって私は仕事について・・・。
以上の3つのせいにするということを極力しないようにしています。
まともに仕事をしている人に、呆れられてしまいますからね。
さて、子どもの勉強についてはどうでしょうか?
私が言っていることは・・・。
「勉強のやり方と期限を守って勉強すること」くらいです。
それが守られれば、その子どもなりに学力は上がっていくはずです。
それを守っていないので、学力が上がらないことがあるのです。
自分自身の行動によって、学力は決まってきますよ。
お互い、相手のせいにしない、環境のせいにしないように。
その上で前向きに進んでいきたいものです☆
「大事な事は、問題なのは相手ではないことだ。他の誰を変えることより、自分自身を変えるほうがずっと簡単なんだ。自分の抱えている問題を相手のせいにしないことだ」
(ロバート・キヨサキ Robert Toru Kiyosaki アメリカの投資家・著述家 『金持ち父さん、貧乏父さん』など)
・・・次回へ続く。
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やる気のコツ──アドラーが教える9つの勇気 | |
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