◆◇◆『上級の勉強術』深川太郎(明日香出版社)より◆◇◆
普通にはできないことをやってのけることが必要!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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②繰り返しこそが良い方法
当たり前のことだが、人の頭は何回も粘り強く学習することで、何かを学ぶ。
脳細胞にある学習の機能に焼き付ける作業を、粘り強く行う以外にはない。
「簡単で効率的な勉強法」などは、存在しないのだ。
むしろ、非効率的ともいえる粘り強いやり方が、知識を血や肉にしていく。
記憶力には「玉手箱」のような美味しい方法はない。
ただ、脳裏に焼き付けるという地道な作業しかないのだ。
これを粘り強くやった人だけが、目標の達成ができるのだ。
私が今までやってきたことは、仕事でも学習でも、決められたことを「徹底的に繰り返し、脳に焼き付ける」ことである。
極めて平凡で当たり前の方法だ。
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繰り返し(反復)についての興味深い話は・・・。
『最強最後の学習法』(宝島社 後藤武士著)にもあります。
「無作為の10ケタの数字である電話番号を、たった4ケタの歴史の年号すら覚えられない者がなんで覚えられるのか?」というものです。
言われてみればそうですよね。
そこには暗記の秘密が隠されているようです。
以下は、この本の内容をまとめてみます。
引っ越したばかりのときは、自宅の電話番号を覚えていないことが多い。
でも、いつの間にか覚えてしまう。
これはなぜだろう。
覚える努力をするわけでもない。
なのになぜ覚えるのかは「反復」。
引っ越したばかりのときは様々な届けを出したりする。
電話番号が変わればそのことをあちこちに連絡する。
そのたびに新しい番号を見直すことになる。
見直すだけでなく自分の手で記入する。
自分の口で発音して相手に伝える。
知らず知らずのうちに反復がなされているのだ。
・・・以上が「繰り返し(反復)」の大切さです。
おそらく、誰にでもできることだと思います。
でも勉強や仕事で、実際にやっている人は少数なのかもしれません。
平凡で当たり前のことを、日々実行しましょうね☆(←私も・・・)
・・・次回へ続く。