今年度の大学入試センター試験で、目に留まったネタを検証しています。
目に留まったのは、以下の5つです。
今回は、2つ目を斬りましょう。
● 合格上乗せ、是か非か論争
● 不運なリスニングテスト
● 問題に尾崎豊が登場
● 世界史Aの問題に正解2つ
● 受験生ホテル高級化
②不運なリスニングテスト
試験中、受験生のカバン内の携帯電話が鳴り出しました~。
しかも、最悪なことに、英語リスニングテストの最中ですね。
まったく空気の読めない(KY)ケータイですな~★
しかも、約5分間も鳴り響いたということですが・・・。
自分の着メロだし、持ち主が止めないものなのでしょうかねえ?
持ち主、「でも、そんなの関係ねえ!」では困りますな~★
その結果、「リスニングの音声が聞き取れなかった」。
約30人が「試験に影響した」と訴えたということで・・・。
この教室にいた178人が再試験の対象になりました。
ところで、リスニングテストには、個別にICプレイヤーを使用します。
メモリーを差し込んで、再生させるメカですね。
1台あたり約2780円ということで、少し気になりますが・・・。
このICプレイヤーに付きものなのが、「不具合」というものです。
でも、実際にはICプレイヤーの不具合は、わずかです。
多くが、受験生の勘違いとのことですな~。
不具合の訴えがあった356台をセンター側が検証すると・・・。
● 不具合あり・・・25台(7%)
● 不具合なし・・・275台(77%)
● 操作の失敗・・・47台(13%)
● 不明・・・9台(3%)
・・・このような検証結果となりました。
これでも、教室のスピーカーを使うよりはメリットがあるんですよね?
だから、わざわざ1台2780円(←シツコイ)を使うんですよね?
学力が高いはずの大学受験生が、混乱するメカのようですけどね・・・。
私もメカに弱いので、自分が使用したら、かなり危険な予感がします★
さて、080127の新聞にて「国語リスニング」の記事がありました。
公立高校の入試で、国語のリスニングを導入する高校が増えていますね。
青森、島根、岡山、山口、佐賀、鹿児島、沖縄の7県が導入しています。
生徒が「人の話を注意して聞けない」ことへの危機感があるようですね。
一斉放送やプレーヤーを用いる方法は共通しています。
まだ、プレイヤーの不具合などは、話題になっていません。
どんなときも、受験生を第一に考えた試験でありますように・・・。
・・・次回へ続く。