写真は、セミナー会場、東京・亀戸文化センターです。
151115、「成功する個別指導・失敗する個別指導」セミナーに参加しました。
前回の記事では、個別指導のよいところは・・・。
同時に、個別指導の悪いところにもなっていましたよね。
さらに、個別指導だけの悪いところもあるように思います★
だったら、個別指導を選べばいいのか、集団指導を選べばいいのか?
私の考える判断基準を書きたいと思います。
結局、重要なのは、入塾時の子どもの学力です。
中学生でいえば、模擬テストの偏差値が【SS 50】くらいが分かれ目です。
学力によって、個別指導はよいやり方にも、悪いやり方にもなります。
できない子ども(たとえば、偏差値【SS 40】台)は・・・。
● 自分のペースに合わせてほしい
● 集団指導で、学校よりも先取りで進まれてもわからない
● 補助の先生が側にいないと、勉強が進まない
だから、個別指導専門の塾がよいと言えるかもしれません。
少しずつでも、自分のできるところを増やしていけるといいですね。
できる子ども(たとえば、偏差値【SS 60】台)は・・・。
● 自分の知らないこと、高度なことを教えてほしい
● 集団指導で、学校よりも先取りの指導、高度な内容を指導してほしい
● 補助の先生が側にいなくても、自分で勉強を進めていける
だから、個別指導専門の塾に行く必要はありません。
「勉強のやり方」を伝えて、学校よりも先取り内容の授業を聞けば・・・。
あとは自分ひとりで、家庭でも勉強していけます。
ちなみに、【SS 50】くらいならば・・・。
「集団指導(授業)がわかる」スタートラインの学力です。
「できる」といっても【SS 50】~【SS 70】まで、かなりの幅があります。
また、個別指導専門の塾にも、医者を目指す個別指導など・・・。
できる子ども専門のような、個別指導の塾もあります。
普通の個別指導専門の塾にも、できる子どもはいますよね。
ただし、できる子どものいる「割合」は低いと思いますが。
私が、個別指導専門の塾で仕事をしていたときのことです。
せっかく、できる子どもが入ってきて、喜んでいると・・・。
すぐに退塾してしまうこともありました★
できる子どもにとっては・・・。
復習主体で指導の変化のない個別指導は、つまらないようでした★
「オレは、自分の知らない先の内容や、もっと高度なことを教わりたい」
私は、できる子どもは、そんなことを思っているように感じました。
だから私は、アビット新白岡校を始めるときに・・・。
「個別指導専門の塾は、もうやりたくないな~」
「でも、集団指導だけなら、学校や大手の塾と同じだし、意味ないかも」
「最後は一人ひとりを見ないと、できるのか、できないのか、わからないし」
・・・そう思ったのですね。
だから、「集団指導×個別指導=完全(習得)指導」。
この形態を選びましたよ。
集団指導(授業)をしたところが、来週までの宿題になるので・・・。
「家でも、自分で勉強が進めやすい」と言われることが多いです。
そして、宿題を個別に確認して、質問を受けて、確認テストまでしてしまう。
できる限り丁寧に、一人ひとりの「できる!」までを見ていきます。
子どもが、この「勉強の仕組み」にうまく乗れると、かなり強いです☆
子どもは教わる部分もあるし、自分で練習する部分もあります。
楽しさがあり、自分の行動があり、変化があり、バランスがよいのです。
でも、まず学校よりも先取り内容の集団指導があり、宿題があるわけです。
最後は個別の確認テストで、ひとり一人キッチリ見られますから・・・。
できない子どもにとっては、逃げ場がない、キツイ形態になっていますね★
集団指導(授業)がわかって、「勉強のやり方」を守って勉強すれば・・・。
「勉強すれば、確認テストもできるようになるもんだな」と実感できます。
まずは、毎週の勉強と確認テストを真剣に取り組むことです。
その結果・・・。
● 学校の授業がわかりやすくなる、手を上げられるようになる
● 学校のテスト、定期テストができるようになる
● 学校の実力系テスト、学校外の模擬テストができるようになる
流れに乗って成果が出れば、勉強のやる気がアップしていきますよ♪
以上は、私の経験から思うことです。
必ずしも、正解ではないかもしれません。
子どもによって、効果も成果も一律ではありません。
どんな塾の形態であろうと、自分なりに伸びれば問題ありません。
最後は、選ぶ側・・・。
保護者の方や子どもの気に入った塾を選んでほしいと思います☆
↑写真は、セミナー会場の前にあった公園の噴水です。
亀の噴水になっていました、亀戸だけに。
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