「漫画単行本は人気だけど、漫画雑誌が売れない」
なんで、このような状況になったのでしょうか?
いつものように、授業の最初にネタにしてみました。
私:なんで、漫画雑誌が売れなくなったんだと思う?
子ども:それは、オモシロイ漫画が減ったから?
私:でも、単行本では大ヒット作が出てるし、TVドラマの原作になる漫画だってたくさんあるし。
子ども:う~ん・・・。
まあ、序盤はどの学年もこんな感じでしたね。
イロイロヒントを出していくと、中3あたりが正解を出しました♪
「漫画単行本は人気だけど、漫画雑誌が売れない」
この理由は、イロイロあると思います。
分析をしてみましょう。
モチロン、新聞記事にも書いてありましたよ。
理由①「読者が、スキなものしか読まない」
理由②「不況や少子化」
理由③「娯楽の多様化」
大きく考えると、この3つのようですね。
さて、理由①「読者が、スキなものしか読まない」についてです。
昔は、「雑誌 → 単行本 → テレビ・映画化」の流れでした。
今は、「テレビ・映画化 → 単行本」という人気の流れです。
この人気は、その漫画が連載されている雑誌までには届かないようです。
「スキなものだけ読みたい」
この考えが強くなってきたようですね。
それだけ、時間や心に余裕がなくなっているのかもしれません。
次に、理由②「不況や少子化」についてです。
単純に、子どもの数が減りましたからね~★
漫画雑誌の主な購入者であるはずの層が減りました。
そうなれば、漫画雑誌が売れなくもなりますよね。
今後は、漫画雑誌で育ったオトナをターゲットにすることですかね。
まあ、それはもうとっくに始まっていると思いますが。
少年誌よりも、青年誌の種類って多い感じがしますね。
最後に、理由③「娯楽の多様化」についてです。
現代は、パソコン、ケータイ、プレステ、DS、Wiiと・・・。
多くの娯楽がある時代ですよね。
確実に、漫画に使うおカネ、時間が減っていると思います。
私がアビットでの授業前に聞いたところ・・・。
現在、続けて漫画雑誌を購入している子どもはゼロだったと思います。
もうそんな時代なんですね★
だたし、単行本は数種類、スキなものを買っているようです。
私は、小学生で『コロコロコミック』。
中学生では『週刊少年ジャンプ』。
これは毎月、毎週、楽しみにして購入していましたね。
さらに、単行本もけっこう集めていました。
おカネある限り・・・。
漫画好きには、よい時代でした☆
さあ、こんな現代、どのように出版社は対策するべきでしょうか?
・・・次回へ続く。