写真は、160201、新小5算数の授業です。
この日は、2月ですが・・・。
アビット新白岡校では、1月から新学年の指導を始めています。
新小5(このとき小4)は、この日の授業で、小5算数の3回目ですよ。
問題は、「□の式」を使うと理解しやすいと思います。
小4算数から勉強している子どもは、やりやすいはずです♪
問題「表の空欄に数を入れ、たて、横、ななめの3つの数の和がどれも等しくなるようにします」
(1)「ア」にあてはまる数を求めなさい。
(2)この表に使われた9つの数のうち、最も小さい数を求めなさい。
たて、横、ななめの3つの数の和が、どれも等しくなります。
でも、3つ数が出ているところがありません。
だから、3つの数の合計がわからないのです★
目に見えている数をたせば、なんとかなる問題ではありません。
わからないところを「イ」とするなど・・・。
何かしら自分で置いて、計算を進める必要がありますね。
それでは一緒に見ていきましょう。
(1)「ア」にあてはまる数を求めなさい。
さて、どんなに見ていても解けないので・・・。
ひとまず、右下を「イ」としましょう。
そうすると、うまいこと式をつくることができるのです。
「右下がりななめ=右端たて」の式をつくってみましょう。
この式から、「ア」が出ますよ。
→ 2.1+ア+イ=1.7+2.4+イ
2.1+ア=4.1+イ-イ
2.1+ア=4.1
ア=4.1-2.1
ア=2
「ア」は「2」となります。
↑確認してみてくださいね。
(2)この表に使われた9つの数のうち、最も小さい数を求めなさい。
「ア」は「2」が出たので、これを使いますよ。
すぐに表に書き込むといいです。
でも、やっぱり見ているだけでは、表が埋まりません★
(1)と同じような考え方で、左下を「ウ」としましょう。
左の真ん中は「□」にしておきます。
そうすると、うまいこと式をつくることができるのです。
「左端たて=真ん中横」の式をつくってみましょう。
この式から「ウ」が出ますよ。
→ 2.1+□+ウ=□+2+2.4
2.1+ウ=□+4.4-□
2.1+ウ=4.4
ウ=4.4-2.1
ウ=2.3
「ウ」は「2.3」となります。
右上がりななめの数が3つ出たので、和を求めましょう。
→ 1.7+2+2.3=6
これで1列の和は「6」とわかりました。
あとは目で見てわかるので、計算して入れていきましょう。
最も小さい数は「1.6」となります。
↑確認してみてくださいね。
中学生でもそうですが、自分で決めないといけないもの・・・。
「点Aのx座標をpとおく」などは、けっこう難しい部類です。
見ているだけでは解けない系ですね。
自分から積極的に行動を起こさないと、先に進めないわけです。
それが小5でも出てきたので・・・。
今のところ、自力で解くのは難しいでしょう★
「見てても解けないから、こういう場合は『イ』とかで決めちゃって」
そんな考え方、解き方を伝えて・・・。
新小5生に、「そんな考え方があるのか」と思ってもらえればと。
公立小学校よりも「少し上」を考えてもらいたいと思っています☆
↑小5から算数は難しくなりますよ。しっかり勉強していきましょう。
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