写真は、221105、中3北辰テスト対策講座(理社)です。
新型コロナ、埼玉県の新規感染者数ですが・・・。
2022年10月あたりだと、2~3回、3ケタのときがあったと思います。
一時期よりも、ずいぶん減ってきましたよ。
10月は、ほとんどが、1000人台と2000人台という感じ。
教室でも・・・。
「このまま減って、来年はマスクがとれるといいよね~」
・・・と、呑気に話していたのですが。
そして、11月に入りました。
新聞にて、新型コロナ、埼玉県の新規感染者数を見てみると・・・。
● 221103 3413人
● 221104 3196人
● 221105 1245人
● 221106 4294人
・・・なんだが増えている・・・★
日にちは新聞に掲載された日にちです。
4000人台って、最近なかった気がします。
インフルエンザとダブルで流行するなんていう話も出ていました。
マスクがとれるのは、まだ先の話なのか・・・。
学校でも、少し前より、お休みが多いような感じです。
アビットも今週、Zoomでの授業をしたばかり。
室内では、マスクをしっかりして過ごしたいものです。
北辰テスト、また「@Home」(自宅受験)にならないといいのですが。
さて、写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前日221105の土曜日で2教科(理社)です。
北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
https://www.hokushin-t.jp/
理科の問題を見てみましょう。
大問4 問5「図のように、0.1秒ごとに音を出す音源Pを、校舎と、校舎の壁から60mの距離にあるK点との間を移動させた。このとき、K点にはコンピュータにつないだマイクロフォンを固定し、音源Pから直接届く音と、校舎の壁のL点で反射してから届く音を観測した。ただし、K点、L点、音源Pの場所は、校舎の壁に垂直な同一線上にある。この実験では、2つの音を、K点で同時に観測する音源Pの場所が、K点からL点までの間に3か所ありました。この2つの音を同時に観測したときの、K点から音源Pまでの距離をすべて求めなさい。また、その計算の過程や考え方を書きなさい。ただし、音の速さは340m/sとします」
「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。
教室の子どもの声としては、「問題の意味がわからない」と★
たしかに、問題文が長い上に、難しいですよね。
理科の知識だけでなく、文章読解力も必要ですよ。
まあ、あきらめるとそこで思考がSTOPしてしまうので・・・。
あきらめないで理解しようと考える、図にすることが大切だと思います。
時間ある限り。
それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。
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K点から音源Pまでの距離をxmとすると・・・。
音源PからL点までの距離は?
→ (60-x)m
音源Pから出た音がL点で反射し・・・。
音源Pの場所に達するまでにかかる時間は?
→ 0.1秒×n倍
このとき、音源Pから出て、L点で反射してからK点に伝わる音が同時に聞こえる
したがって、xmを求める式は? 「時間=時間」の式をつくる
→ 0.1n=2(60-x)/340
34n=2(60-x)
34n=120-2x
120-2x=34n
-2x=34n-120
x=-17n+60
この式より、0<x(m)<60を満たす数字は? 3つあり
→ 1、2、3(これ以上は式に適さない)
n=1のとき、何m? 「x=-17n+60」に代入
→ x=-17×1+60
=43(m)
n=2のとき、何m? 「x=-17n+60」に代入
→ x=-17×2+60
=26(m)
n=3のとき、何m? 「x=-17n+60」に代入
→ x=-17×3+60
=9(m)
K点から音源Pまでの距離は?
答えは、「9m、26m、43m」です。
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この解き方、やり方でなくても大丈夫です。
私は説明するので、人に伝わりやすい書き方になっています。
↑前フリのあるプリントを配布しているので、簡略化して書いています。
各問題で、正答率(正解)と通過率(部分点も含む)が出ています。
この問題の通過率は1.5%と、かなり難しいです★
この回、北辰テストの偏差値【SS 70】以上は、全体の2.7%ですから・・・。
そのトップ層が点を出すのも難しいということで。
普通の子どもは、途中まででも何かしら書ければいいかなと思います。
さて、埼玉県の私立高校入試では・・・。
高校の先生と保護者&中3生が個別相談をして、合否の可能性を探ります。
その場では、ここで出ている北辰テストの偏差値を使うことが多いです。
私立高校は・・・。
「9月(もしくは7月)以降の北辰偏差値で、よいところ2回の平均」
・・・それを基準に、合否の可能性を言ってくれることが多いですね。
私立高校のコースごとに、北辰偏差値の基準が決められています。
本当に守られる「基準」と、ひとまずの「目安」とに分かれますが。
目安の場合は、本当にその偏差値がなくても合格の可能性があります。
偏差値が、その私立高校の、そのコースの基準や目安に届いていれば・・・。
「まあ(受験してもらえば)、大丈夫でしょう」と言われます。
「この偏差値があれば、この高校のこのコースで勉強していける」ということ。
あとは入試当日、私立高校の入試問題で・・・。
60%くらいを取れば、合格することが多いです。
まあ、60%くらいは理想で、必ずしもそこまでいかなくていい場合も・・・?
次回、12月(第7回)の北辰テストは、レベルが2つに分かれますね。
国語、社会、理科は共通で、数学、英語はレベルが分かれます。
● 通常の学力検査問題タイプ
● 発展の学校選択問題タイプ
「学校選択問題タイプを選んでしまうと、偏差値が不利になるのでは?」
以前、中3生で、そう心配していた子どももいましたよ。
たしかに、そう思うかも。
でも、それほど心配しなくてもいいのではと思っています。
偏差値は、有利・不利が出ないように、北辰で調節されます。
ちなみに、2021年度、12月(第7回)の数学の偏差値を見てみると・・・。
● 通常タイプ 点数が49点で、偏差値【SS 50.1】
● 発展タイプ 点数が17点で、偏差値【SS 50.0】
いや~、かなり差をつけていますよね。
● 通常タイプ 点数が80点で、偏差値【SS 70.0】
● 発展タイプ 点数が58点で、偏差値【SS 70.0】
これを見ると、数学に自信があるなら・・・。
少し上の点を取れば、偏差値がハネるということですよ♪
まあ、入試で学校選択問題を受けるなら、発展タイプで腕試しですね。
私立高校に持っていける北辰偏差値は・・・。
明日本番の11月(第6回)と12月(第7回)、あと2回だけです。
まだ偏差値が基準に足りていない中3生もいるかと思います。
それでも、自分の学力よりも少し高めな私立高校を志望する場合・・・。
この2回で、自己最高の偏差値を叩き出してほしいと思っています☆
↑この日は、TAKEさんの偏差値が、理科【SS 68.6】、社会【SS 67.8】、どちらも高い☆
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