◆◇◆『17歳からのドラッカー』中野明(なかの・あきら)著(Gakken)より◆◇◆
自分は何者なのか。何をすべきなのか。これからどう生きるべきなのか。
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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②どんな仕事でも必要とされる能力
知識社会は組織社会であり、多数の働き手は会社に勤め、組織の一員として働く。
これを現実と受け入れたとき、どのような仕事に就こうとも、必ず必要になる能力がある。
それは何だろう?
「語学!」
うーん、とても近い。
語学も含めたコミュニケーション能力全般だ。
すでに述べたように、会社には異なる専門知識をもつ人が集う。
これらの人々と協力して働くことで、社会に対して高い価値を提供する。
そして、全く異なる知識を有する人たちが協力するには、互いのことをよく知らなければならない。
そのためには意志疎通、つまりコミュニケーションが不可欠になる。
もう少し具体的に言うと、自分の考えをきちんと表明できると同時に、相手の話をしっかり聞ける人物になることが欠かせない、ということだ。
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仕事において、必要なコミュニケーション能力とは何でしょうか?
私がパッと思いつくのは・・・。
● 相手の話を聞くこと
● 相手を否定しないこと
● 相手の立場で物事を考えること
・・・このあたりです。
相手にとって、自分が気分のよい存在・・・。
相手にとって、自分が役に立つ存在である必要があります。
自分の能力を発揮すること・・・。
自分の考えを表明できることも必要です。
でも、コミュニケーションは、まず相手ありきと考えています。
いくら自分に能力があって、主張が明確でも・・・。
相手が認めてくれない限り、仕事はうまくいきません。
どんな仕事でも、「他人への貢献」と言えると思います。
だから、まず相手のことを考えるのが基本だと思います。
さて、教室の子どもの様子を見てみましょう。
● 自分が興味ある話だけを、長々としている子ども
● 自分が間違えても、それを認めない子ども
● 自分の行動不足、理解不足を何かのせいにしている子ども
もちろん、子どもは仕事人ではありません。
まだまだ、自分本位のところが多くて当たり前です。
でも、うまくコミュニケーションができる子どもは・・・。
大人の対応も違ってきます。
わかりやすく言うと、大人は、そして私は・・・。
「よ~し、勉強ができるように、しっかり教えていこう!」
そうなるわけです。
よい意味で「かわいがられる」ことを目指すとよいと思います☆
「成功の秘訣は、相手の話をよく聴くこと」
(デール・カーネギー Dale Carnegie アメリカの実業家、作家、ビジネスセミナー講師)
・・・次回へ続く。
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