写真は、230429、中3北辰テスト対策講座(理社)です。
写真は理科だけですが・・・。
この週は、平日の通常指導で、北辰の過去問を解いています。
平日に3教科(国数英)、本番前日230429の土曜日で2教科(理社)です。
北辰図書の公式HPは、↓をクリック。
https://www.hokushin-t.jp/
理科の問題を見てみましょう。
大問3の問4「実験の結果の表から考えて、ワセリンを塗っていないホウセンカ1本から水蒸気として放出される水の量は何㎤か求めなさい。また、計算の過程や考え方も書きなさい。ただし、水の減少は、葉の表と裏、茎からの水蒸気の放出によってのみ起きるものとします」
「思考力・判断力・表現力」が必要な問題ですね。
フリーのスペースに、自分の考え方を記述していきます。
部分点も出ますから、できるところまで書いていきたいです。
表や図を見ると、ホウセンカA、B、Cについて、以下のことが書いてありますよ。
A・・・葉の表にワセリン 水の減少量、3.1(㎤)
B・・・葉の裏にワセリン 水の減少量、1.2(㎤)
C・・・茎にワセリン 水の減少量、3.9(㎤)
ここから考えると、答えが出ます。
それでは、解答例を一緒に見ていきましょう。
----------------------------------------------------------------------
まず、W・ボードにある表をかく
A、B、Cは、それぞれ2カ所から水蒸気が出ているので・・・
減少量をすべて足すと、何も塗っていない1本から出る水蒸気の2倍出ている
→ 3.1+1.2+3.9=8.2(㎤)
ラスト、何も塗っていない1本から出る水蒸気の量は?
2倍だったので、「÷2」をする
→ 8.2÷2=4.1(㎤)
答えは、「4.1㎤」です。
----------------------------------------------------------------------
この書き方そのものでなくても大丈夫です。
私は説明するので、人に伝わりやすい書き方になっています。
↑確認してみてくださいね。
各問題で、正答率(正解)と通過率(部分点も含む)が出ています。
この問題、全体からの通過率は、23.7%です。
回が進むと、記述問題は1ケタの通過率になっていくような・・・。
今回、理科と社会は、通過率1ケタの問題が1問もありませんでした。
これは、難問がないということです。
数学だと、通過率1ケタの難問が8問もありましたが★
北辰テストは、中3の1学期のほうが、高い【SS】が出やすい気がします。
今回の理科は100点満点中、38.0点で【SS 50】が取れます(難問ないのに)。
北辰のほうで設定(調節)しているようです、今回は、ゆるめですね。
ということは、少しでも高い得点を取れば、【SS】も高くなります。
埼玉県の私立高校入試は、北辰の【SS】から決まってくることが多いです。
1学期の【SS】から見てくれる私立高校もあるので、チャンスですよ。
でも、2学期からは、その子ども相応の【SS】になる気がします。
つまり、あまりゆるくない設定になるのですね。
なぜかというと、理由のひとつは、部活を引退した中3生です。
目標が定まると熱心に勉強する子どももいます。
その子どもが、全体の点数を上げてくるからだと思います。
特に部活で、やる気があり、頑張ってきて、よい成果を出した子ども。
これは、やる気があるし、頑張れるし、結果を出せる子どもなのです。
その子どもが、部活に使っていた力を勉強に向けることになります。
だから、その子どもが、自分の学力より高い志望校を見つけたとします。
そして、「この高校に入りたい!」と、勉強に力を入れ始めたら・・・。
その子どもにある程度の土台があれば、伸びることになるでしょう♪
2学期から、熱心に勉強する子どもが点数を上げるからか。
2学期から、北辰テストの試験範囲が増えて、難しくなるからか。
2学期からは、ゆるくない偏差値の設定になる気がします。
つまり、1学期くらいの点数を取っていては、偏差値は下がってしまうと★
「38点で【SS 50】」というのは、2学期ではないかもしれませんよ。
また、小学生、中1、中2で勉強してこなかった子どもがいます。
土台や勉強習慣のない子どもが・・・。
「中3の2学期から頑張る!」では、もう挽回できない可能性があります。
理社は、中3の2学期からでも挽回しようがあると思っていますが・・・。
国数英の3教科の挽回は、難しいことが多いですね★
中1、中2の数学ができなかったと。
でも、中3の数学だけ熱心に勉強して、中3の数学はできるようになったと。
そういう話は、ほとんど聞かないです。
当たり前ですが、中3の数学のほうが難しいからですね。
中3生、受験生が勉強を頑張るのは、当たり前です。
小学校高学年、中1、中2・・・。
普段の勉強こそ、しっかりやっておいて、中3につなげましょう☆
----------------------------------------------------------------------