銚子・角巳之・三代目

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天保水滸伝③

2023年01月20日 | 日記・エッセイ・コラム

天保水滸伝に付いては過去何度も映画化されておりますし、関連書籍も多数ありますのでご興味
ある方は是非それらを...。そして東庄・飯岡、どちらの立ち位置に寄るかで評価は正反対になり
ますが、個人的に興味あるのは善でも悪でもなく、そこで生きていた人間そのもの...。

笹川繁蔵は相撲取りを目指し上京するも夢破れ、地元(東庄)に戻り地域の為に尽力する。当時
は度重なる飢饉あり、地域住民の生活を守るべく奔走し、大きな花会(賭場)を開いてその収益
を住民救済の費用にしようとした。花会には当時の高名な親分衆が各地より続々と...。

他方、飯岡助五郎は地元(飯岡)の網元として、護岸工事や漁業者の安全に寄与する様々な行い
を通して地域を豊かにした。東庄は江戸に繋がる利根水運。飯岡は遮るものなき太平洋で大量の
魚が水揚げされている。各々が勢力を拡大していくがそこは狭い田舎町。やがて衝突する...。

どちらも侠客の親分で、その行動原則は地域や仲間の為に...。その想いが強ければ強いほど衝突
は大きく、やがて“大利根河原の決闘”となって行く訳であります。写真は天保水滸伝ゆかりの諏訪
神社...。そして笹川方に平手造酒(ひらてみき)という剣術の達人がおります...。(続きは次回に)


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