因幡の白兎...。場所は因幡の国(現在の鳥取県)...。因幡の国に白兎海岸いうところがあり、
沖合には隠岐の島がある...。古事記に記載された因幡の白兎のお話は、この海岸と島が舞台
になっております。そしていくつかの物語が融合して、ある種の教訓に辿り着く...。
日本の国を形作ったと言われる大国主命(おおくにぬしのみこと:その若き頃)と賢い白兎
が主人公...。因幡の国に美しい姫がいて、神々はプロポーズするために因幡に行く。大国主命
は一番年下で、先輩からいじめられ荷物持ちとして因幡の国に同行することになった...。
他方、沖ノ島に居た白兎は、対岸(白兎海岸)に渡りたいと思っていたが、泳いで渡ること
が出来そうになく知恵を巡らせる。近くにいたワニ(サメのこと)をたきつけて、あと一歩
のところまで完璧な策を弄すも、最後に余計な一言を言って手痛いしっぺ返しを受ける...。
白兎は賢かったのでしょう。島から海岸までサメを一列に並ばせ、その上を飛び跳ねて海を
渡る。あまりに上手く行き最後に本音...、馬鹿なサメども...お前らは利用されたんだよ...。
あと少しの所でこれを聞いたサメ...。怒ってウサギの皮を剝いでしまった...(続きは次回に)