銚子・角巳之・三代目

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サメ皮のこと...。

2023年01月29日 | 銚子のサメ

サメ皮について、今まで何度か掲載して参りました...。日本全国、サメの水揚げの有る産地では
(サメの)肉だけでなく、内臓やこの皮についても有効利用することで、資源を無駄なく有難く
利用させて頂いて参りました。これ則ち地域の伝統でありひいては日本の文化であります。

サメの水揚げある...と記載しましたが、これはサメを主として漁獲する場合、意図せず混獲して
水揚げされてしまった場合、双方を含みます。いずれにしてもその港、港で水揚げされた貴重な
水産資源としては何ら変わりはありません...。

写真のサメ皮は、海底に生息するカスザメ(英名:エンジェルシャーク)であります。(日本の)
伝統の極致、日本刀の柄に使用されたり、近年ではワサビ卸などに。銚子での利用も古く、主に
だいこんの生産者さんなどにご利用頂いておりました(ここでも海と山の共生であります)

だいこん生産者さんは確か、ダイコン表面のひげ取りに...。その他、版画家さんなど多種多様です。
伝統ありながら、面倒くさいと放棄され、今再び貴重な資源と見直されております。写真下はカス
ザメのヒレ部分...。窮すれば通ず...で、これからまた様々な用途のアイデアが生まれると思います。