銚子・角巳之・三代目

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西明寺(益子)にて②

2020年10月23日 | 日記・エッセイ・コラム

西明寺...続き。このお寺、笑い閻魔様だけでなく、境内至る所に見どころ満載であります。土佐日記で
有名な、紀貫之の子孫がこの地(益子町)に移り住んだというご縁から、紀貫之ゆかりの品が安置され
ていたり、和歌山・高野山に群生する高野槙(まき)がこの地で巨木化していたり...。

わずか1時間ほどの滞在でしたので、すべてを拝見した訳ではありませんが、また来たくなるような何か?
を感じた次第です。かやぶき屋根、寺院の配置...、言葉では上手く言い表せませんが、雰囲気のあるお寺
でありました。縁起を見ると737年(天平年間)の創建。山名は独鈷(どっこ)山であります。

独鈷とは、密教(真言宗・天台宗)で用いる法具のこと。仏の教えが煩悩を滅して菩提心(悟りを求める
心)を育む姿の象徴として用いられてるようです。持ち手の中央部は大日如来を表し、行者はそこを掴む
ことで大日如来と一体化する。その左右には槍状の刃(やいば)が...。最近話題のあの話(鬼滅)と重なる...。

坂東33霊場巡り...。特に何も考えず、数年前に浅草寺(東京・浅草)から始め、地元・円福寺を皮切りに
千葉、神奈川、茨城の一部と近場から進んで参りました。最大の難所(日輪寺)は終えましたが、残る所
は難所も多く、心が折れる前に残り10ケ寺...、来年3月までに回り終えたい。そう思っております。