銚子・角巳之・三代目

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TRB格付け③

2020年10月03日 | 日記・エッセイ・コラム

お米の検査制度...。穀物検定協会が毎年発表する食味ランキングがあります。特Aとか、Aとか評価が付いており、
BよりはA...,Aよりは特Aの方が優れているのか?と考えがちでありますが、ちょっとニュアンスが違っております。
このランキングの発表は、良質な米作りの推進と米の消費拡大が目的...。お米そのものの評価ではありません。

この場合、あえて一つのモノサシを用い、それと比べて良いのか、劣るのか...そういう評価基準。決められた炊飯器
で炊飯した白米を食味評価の専門家が自らの舌で評価している訳であります。特A表示については、法律に触れる恐れ
があるので、これは商品そのものの評価ではありませんと記載することが義務付けられております...。

日本の成人男子が1年で食べるお米は概ね1俵くらいと言われております...。最近は小麦、パスタ等、他に選択肢も
多く、1俵を割り込んでいるかもしれません。米の収量は一反(300坪)あたり、10俵前後...。300坪で10
人分...。田んぼは食料を生産するだけでなく、治水や利水、はたまた景観...様々な機能を有しております...。

炊飯した白米で食べたらこちらが美味しいけれど、チャーハンにするならこちら、ドリアは、パエリアは...こちら。
さらに田んぼには地域環境を維持する様々な機能があり、一つのモノサシでその評価が出来ない典型的農産物です。
土佐あかうし協議会さんが行っている、R(らしい)格付け...。これから各方面に広がりを見せることと思います。