銚子・角巳之・三代目

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カイソウ

2007年04月15日 | 銚子のうまいもの

Img_0827 以前掲載しましたが、これ銚子でカイソウ(海草)と言われているもの。カイソウ・コンニャクなどと呼ぶ人も。ある会合に参加した際、お通しで出て参りました。美味しいのはもちろんですが、沢山の健康効果も報告されており、今大注目の食品です。全国各地の海沿いには同様の食品が多いかと思いますが、銚子の場合は食べる頻度が非常に多い気がする。それだけ日常に馴染みが深いということでしょう。本日は隣の旭市で“菜の花まつり”、匝瑳市(旧:八日市場市)では“里山まつり”があります。千葉県には里山条例というものが存在し、旧八日市場の里山はその指定地域。飯高壇林はじめ多くの名所があります。旭市は“野菜と肉のまち”を掲げ、様々な先駆的取り組みを行っております。本日は旭の菜の花祭りに参加させていただく予定です。詳細は来週報告します。


夜間撮影

2007年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_0829 写真は一昨日の深夜。まき網船の出漁前の風景です。カメラを変えたら夜間撮影がご覧の通り。今年は花火もハッキリと写せそうと、今から楽しみです。まき網船は①探索船、②本船、③運搬船のセットで、これら①~③を併せて1カ統と呼んでおります。30年前くらい前まで銚子にはまき網80カ統、(現在は4カ統)大型底引き80隻(現在は確か5隻)だったそうです。激減ですが、それでも銚子港は全国一の水揚げ量。他県船籍の入港が多いということですが、それは、それら船が入港できるスペースが有るという事であり、他港ではなく銚子へ。と言う事は漁場から近いなど地理的な理由もあろうかと思いますが、水揚げ後の貯蔵・加工・配送機能が整っているという事であります。不思議な事に銚子には高速道路がありませんが、連絡道路や迂回路、広域農道は整備されており、東京まで2時間弱で到着します。やはり近い。と言う事は生鮮食品の場合、武器であります。


お山

2007年04月13日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_0825 写真は、“お山”の愛称で呼ばれる市立銚子高校(の体育館)、久しぶりにお山の体育館の下の道を通ったので、思わずシャッターを押してしまいました。本年創立70周年。来年は同じく銚子市立の西高と合併です。お山の校舎も解体されてしまうようです。私は運動部でしたので、多くのOB、OG同様この体育館には深い愛着がありますが、この体育館も解体予定だそうです。確か私が高校3年の時に創立50周年がありました。と言う事は卒業からもう20年です。もともとは旧制中学として明治時代に創立されたようですが、日露戦争、その他により幾度か廃校され、私立や組合立と形を変えて復活してきたと聞きました。財政基盤の脆弱な人口10万足らずの地方都市に市立高校が2校。何でも廃校の際に、中央の偉いさんから、東海の魚族(ぎょぞく)教育にあらず。という差別用語を投げつけられたからだと50周年の時に聞いた覚えがあります。東の外れの漁師町の師弟に教育なんかいらない。今言ったら大変な事になるでしょうが、とにかくそんな言葉の反骨精神から学校が出来て、70年が過ぎ、時代の流れと共にまた新たな姿に生まれ変わろうとしている。今年はあちらこちらで、OB,OG会だろうと思います。


コショウダイ

2007年04月12日 | 銚子で揚った珍しい魚

Img_0821 写真はコショウダイ。体の縞模様と背中の斑点からまず間違いないと思います。コショウは、香辛料の胡椒から来ているとか、諸説あるようですが詳しくは分かりません。首都圏などでも、ちょっとしたお寿司屋さんではメニューに入っていると思います。かなり美味しいとの評価。私はまだ食べた事がありませんが....。昨日からまき網船のカツオが揚がり始めました。セグロ(カタクチイワシ)の混獲でサワラも揚がっております。桜は散り始めましたが、海からの贈り物はいまだ春爛漫です。


アカイカ

2007年04月11日 | 銚子の魚

Img_0822 写真は銚子で一般的にアカイカと読んでいるイカ。正式名称は良く分かりませんが、柔らかくて美味しいイカである事は間違い有りません。まき網の混獲か、底引きに入って参ります。昨夜、焼いて食べましたが、ツマミに最高のようです。肴は炙ったイカが良いようです....。


アイナメ

2007年04月10日 | 銚子の魚

Img_0823 写真はアイナメ。まだ活きてました。アイナメ、もう高級魚の一つになってしまったのかもしれません。この魚には多くの思い出があります。私が中学生の頃、今の銚子第三漁港周辺は自然の磯で、根魚が良く釣れました。夏場など練習が終わってからこの磯場に集合。天然の風呂(海)で体を洗ってから、釣り開始。このアイナメは動作が鈍く、針に掛かった後の感触は独特。赤い色に反応すると言われ、良く赤い仕掛けを作りました。気軽に釣れる魚と言う印象なんですが...。今では高級魚です。釣って面白く、刺身でよし、唐揚げでなお良し。ある日、磯場に潜った先輩が、素手でアイナメを掴んできたことがあります。アイナメがそれだけ鈍いということなんですが、それでも手掴み。その先輩、周囲から一身に尊敬を集めておりました。その磯に高い岩があって(5mくらいでしょうか)、私は足からしか飛び込むことは出来ませんでしたが、同級生は頭から飛び込んだ。彼もまた尊敬されてました。20数年前ですが、そこにはまだまだ色々な尊敬を得られる“場”が有りました。アイナメを見ると、その当時の風景が蘇って参ります。そういえば、釣ったアイナメを放置しておいたら、友人の家のネコが食べた。そのネコ、ハリまで飲んでしまい大暴れ....。その飼い主のおばさんに、おばさんネコが釣れちった...(銚子弁)。と真顔で言っていた同級生の姿...。おばさんの反応....。懐かしさが込み上げて参ります。


タイラギ

2007年04月09日 | 銚子の魚

Img_0820_1 写真はタイラギ。春先の近海小型底引きなどで良く見掛けます。30㎝以上の大きな貝ですが、食べるのは貝柱だけ。ただこの貝柱は非常に美味しく、寿司やバター焼きなどで人気が高いです。日本全国の砂地に棲息する貝のようで、以前は東京湾でもかなり揚がったらしいのですが、最近は....。とのこと。輸入物がかなり増えているようです。きっとどこかで食べているんだろうけれど、実物の姿形が分からない。そんな貝の典型のような気がします。


統一地方選!

2007年04月08日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0996 本日、統一地方選の投票日。多くの市町村で市議・県議や首長選の投票が行われている事と思います。もう投票は済まされましたでしょうか?銚子は本日が県議、二週間後に市議選です。街頭演説や政策提言などを見たり聞いたりすると、焦点は医療・福祉や地場産業の振興、そして地方と都市部の格差問題だったりします。良く“活性化”という話も出ます。釣りなどの場面で“活性”というと、潮の流れや、船の通り道などで強制的に海底が攪拌され、魚の食欲が増進される事などを指します。それに対して地域“活性化”とは何でしょう。。綺麗な上澄みだけを掻き回したところで活性化とはならない気がします。泥水まで巻き上げて、一時的に視界は悪くなるけれど、根本的なところに立ち入らない限り、真の活性化とはならないとも思っております。さらに、昨今は海底に長年のヘドロやゴミ、人工的な構造物まで埋まっている...。もう退官されましたが、某大学に政治学の権威の先生がおりました。授業の最後は決めゼリフ、“政治とは愛である”.....。マザー・テレサは愛の反語を憎悪ではなく、“無関心”と言い切りました。諸問題ありますが、まずは関心を持つこと。理由はどうあれ、それが重要であると思います。何事もそうだと思いますが...。


無題

2007年04月07日 | 花筏倶楽部

Img_0809 長年連れ添った相棒を無くしたショックから立ち直り、本日から新しい相棒と行動を共にする事にしました。今回はキャノン製(IXY900IS) 性能は大幅に向上しているのですが、まだ使いこなせておりません。焦らずゆっくりと相性を合わせ、また新たに“あるもの探し”を始めます。で、新しい相棒の初仕事は花筏さんの最新作。これまた無題とします。ひな祭り~桜~と来て、今回下のほうにある花は菖蒲。後方Vの字はカブト...。と言う事は...。ですが、無題なのでこの辺で。


サメの子供

2007年04月06日 | 銚子のサメ

000_0511 写真はホシザメの子供。この時期(春先)ホシザメのメスを解体すると、ほぼ100%子供が入っております。この形で生まれてくるので、サメは一般的に胎生(胎児として生まれてくる)と呼ばれており、魚としては非常に珍しい生態なのだそうです。では全部が胎生かと言えばそうでなく、ネコザメなどは硬い殻で覆われた卵を産む(卵生)。また人食いザメとして恐れられているホオジロザメは、胎生ながら胎盤で子供を育てるのではなく、体内で卵を育てるので、卵胎生と呼ばれているようです。ホシザメはおとなしいサメで、噛み付く事はまずありませんが、ホオジロザメなど大型のサメはこの時期とても危険だと言われております。理由は繁殖期。サメのオスは交尾の際、メスに絡み付き、離れないようメスの体に噛み付くのだそうです。人間を食べるのではなく、人間をメスと勘違いする。サメは目が悪いようで、音とか匂い、シルエットなどで対象物を認識しているようです。また非常に種類が多く、未だ生態に謎も多いようです。その繁殖力、生命力の強さから、医薬品への転用も多く、いろいろ研究が進んでいます。冒頭のホシザメ、解体すると胃袋の中からシャコ、カニ、エビが出て参ります。かなりグルメのようです。


花冷え

2007年04月05日 | 日記・エッセイ・コラム

000_0979_1 春先に寒さが戻ったりする事を“花冷え”という事が有ります。俳諧等の季語らしいのですが、ここ数日は花冷えというより、ただ寒い。私は服装にも無頓着ですし、良くお前の服装を見ていると季節が分からなくなる。と言われております。ただ無頓着な事と、暑がりということで一年中、半袖で過ごす事が多いのですが、さすがに本年は風邪をひきました。しかも長い。もう10日くらい鼻水の嵐です。みなさんもお気をつけ下さい。昨夜の銚子は大カミナリ。ヒョウも降って、鼻水が更に止まらなくなりました...。東京では雪が降ったとか。異常気象と言われておりますが、対象を人間ではなくて自然と考えると、何も“異常”気象では無いような気がします。温暖化もそうですが、自然が勝手にオゾン層へ穴を開けた訳でなく、そこに住んでいる人間が快適さを追求した結果、不都合が生じてきた。要するに人間生活の因果。身近にもそれら因果を感じるところが多々あります。そろそろ無くしたデジカメに踏ん切りが付き、今日は新しいデジカメの購入に行こうと思っております。今週末は統一地方選、同じ日(4/8)はお釈迦様の誕生日、お花祭りです。キリストの誕生日は盛り上がるのに、4/8は何故盛り上がらないのか...?余計なことでした。


アイドマの法則

2007年04月04日 | 日記・エッセイ・コラム

000_0878_2 商品の購入過程を示す言葉にアイドマ(アイドカ)の法則というものが有ります(各場面の頭文字を取ったものです)。売り場などで人はまず商品などに、A(Attention:アテンション:注意を引き)、I(interest:インタレスト:興味を持ち)、D(Desire:デザイアー:欲望を抱き)、M(memory:メモリー:記憶に残し)、A(Action:アクション:行動に移す)という過程を表しております。Mの代わりにC(conviction:確信を持つ)が使われる場合も。これ、商品購入の過程を説明するだけでなく、人間生活のあらゆる場面で応用が効くそうです。恋愛とか、だ。そうです。最近話題の経営書も恋愛問題とアイドマの法則を引っ掛けてありました。商品を販売する事と恋愛は似ているかも知れません。押すだけでは引かれてしまうし、引きっ放しだと忘れ去られる。まず注意を引くこと。注意を引いてから興味に移る過程。興味が欲求、欲望に変わる過程...、この過程に人智を超えた摩訶不思議な世界が広がっております。


守・破・離

2007年04月03日 | 日記・エッセイ・コラム

000_0863 ミニバスケットのクラブチームに参加させて頂いております。週三回練習があって、週末は練習試合など。私は週に一回程度しか参加できませんが、この2年、一生懸命に練習する小学生、熱心に指導するコーチ陣を見ながら沢山のことを思いました。確か世阿弥だと思いますが、芸事の成長段階を示した言葉に守・破・離(しゅ・は・り)というものがあります。まず最初は“守”、要するに基本の徹底です。基本の徹底が出来たら、それを一歩進めて(破)、それが更に進んだら師匠の元から離れて独立(離)というものだったと思います。ミニバスを見ていると正にこの守・破・離という言葉を思い出します。基礎の基礎ですから“守”の部分の反復練習をしている訳ですが、何事もこの“守”が最も大切。根気強く反復練習した小学生。1年後には、こんな事まで出来るようになったのか!と驚きを隠せません。反対に“守”の部分が退屈だからといい加減にやっていた子はどんどん差をつけられて、最後はつまんねえや。とこうなります。今週は入社式のラッシュ。全国で85万人の方々が希望に夢膨らませて社会人生活の一歩を踏み出すそうです。私も14年前の事、銚子に帰ってきた2年前の事を思いながら、気持ちを新たにしております。


新年度

2007年04月02日 | 日記・エッセイ・コラム

000_0928 4月になりました。新年度、新学期、何となく心が弾む季節です。私の銚子生活も丸2年が過ぎ、3年目を迎えます。一つの節目の時期かと思いますし、何か目に見えない変化のようなものを感じております。3月は事故には遭う、カメラは無くす、花粉症、風邪...、災難のオンパレード。これまた何かの兆しかもしれませんが....。気持ちを入れ替えて、あるがままを受け入れよう。そんな心境。3年目の春です。


替天行道!

2007年04月01日 | 日記・エッセイ・コラム

000_0811 右の書籍欄にも掲載しておりますが、水滸伝、完全にハマリました。正確には北方水滸伝と書くべきだと思います。替天行道(たいてんぎょうどう:天に替わって道を行う:腐敗した現政権を打倒し新しい世の中を作る)。北方水滸伝を読む前にいくらか水滸伝には基礎知識があって、その時は梁山泊という砦に集う、ならずものの集団。くらいにしか捉えておりませんでした。物語の展開も、妖術使いとか、岩を拳で砕くとか、完全な作り話だろうと思える記述が多いのですが、そこは奇書と呼ばれる所以。細かな事はさておき、痛快さが残ればくらいの感覚でありました...が、北方水滸伝。登場人物の心に潜む二面感情・恐ろしい程に強い男達の裏側に潜む、切ないほどの弱さ。これを見事に現しており、感情移入せずにはいられない。そういう心境で有ります。替天行道の旗印の下、志とは何なのか?という事を読むごとに考えさせられております。単行本も6巻目となりました(全19巻)、幼い頃両親を殺され言葉を失った男の子を、梁山泊の主要人物、揚志(ようし)が庇護し、揚志夫妻が実の子として育てる。が、揚志夫妻もまた男の子の目の前で敵に殺される。幼くして2度までも、しかも目の前で両親を殺され、完全に心を閉ざしたこの男の子は、しかし目だけはギラついて強くなりたいと切に願う。梁山泊の男達は彼に対して大人以上の苛烈さで向き合う。梁山泊に集う好漢達もみな何らかの過去を引き摺っている。この男の子、揚令はやがて逞しく成長し....。続きはいずれ。