銚子・角巳之・三代目

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アイナメ

2007年04月10日 | 銚子の魚

Img_0823 写真はアイナメ。まだ活きてました。アイナメ、もう高級魚の一つになってしまったのかもしれません。この魚には多くの思い出があります。私が中学生の頃、今の銚子第三漁港周辺は自然の磯で、根魚が良く釣れました。夏場など練習が終わってからこの磯場に集合。天然の風呂(海)で体を洗ってから、釣り開始。このアイナメは動作が鈍く、針に掛かった後の感触は独特。赤い色に反応すると言われ、良く赤い仕掛けを作りました。気軽に釣れる魚と言う印象なんですが...。今では高級魚です。釣って面白く、刺身でよし、唐揚げでなお良し。ある日、磯場に潜った先輩が、素手でアイナメを掴んできたことがあります。アイナメがそれだけ鈍いということなんですが、それでも手掴み。その先輩、周囲から一身に尊敬を集めておりました。その磯に高い岩があって(5mくらいでしょうか)、私は足からしか飛び込むことは出来ませんでしたが、同級生は頭から飛び込んだ。彼もまた尊敬されてました。20数年前ですが、そこにはまだまだ色々な尊敬を得られる“場”が有りました。アイナメを見ると、その当時の風景が蘇って参ります。そういえば、釣ったアイナメを放置しておいたら、友人の家のネコが食べた。そのネコ、ハリまで飲んでしまい大暴れ....。その飼い主のおばさんに、おばさんネコが釣れちった...(銚子弁)。と真顔で言っていた同級生の姿...。おばさんの反応....。懐かしさが込み上げて参ります。