銚子・角巳之・三代目

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私の一命に

2007年04月26日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_0880 昨日NHKで、徳川第13代将軍・家定の正室、天璋院・篤姫(てんしょういん・あつひめ)に関する番組が放映されておりました。政略結婚で薩摩から嫁ぐも、家定は篤姫との結婚後、僅か1年で他界。時は14代・家茂の治世を経て、最後の将軍・慶喜の時代に入りますが、時代は正に激動期。鳥羽・伏見の戦いに端を発した討幕軍は江戸城総攻撃を目指し東へ向かう。江戸は火の海になると市民は大パニック....。一般的に言われているのは、ここで幕府の勝海舟と薩摩の西郷隆盛が歴史的な会談を成功させ、人類史上稀な無血開城を果たす。という事なんですが、その影に、天璋院が西郷に宛てた一通の手紙の存在があったのだそうです。自らの故郷・薩摩が江戸を攻撃。このことに大きく心を痛め、悲痛な叫びを書にしたためる。敗者にも家族がいる、“私の一命に代えて.....” 総攻撃を中止して欲しい....。勝海舟ですら、この凄みに圧倒される、西郷はその大きな器量で天璋院の気持ちを理解する。歴史の裏舞台に女性の凄み。洋の東西を問わず、歴史を振り返るとそんな場面が沢山垣間見えます。それが理解できる西郷さんはじめ幕末の男の器量。これまた凄みです。さて、今週の写真は花筏さん特集です。昨夜、作品その他の積み込みが終り、本日から準備に入るようです。期間中、銚子から“凄み”?のある、優しい女性陣が大挙して印旛に参集致します。そう言えば印旛にも....。楽しみです。