銚子・角巳之・三代目

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サメの子供

2007年04月06日 | 銚子のサメ

000_0511 写真はホシザメの子供。この時期(春先)ホシザメのメスを解体すると、ほぼ100%子供が入っております。この形で生まれてくるので、サメは一般的に胎生(胎児として生まれてくる)と呼ばれており、魚としては非常に珍しい生態なのだそうです。では全部が胎生かと言えばそうでなく、ネコザメなどは硬い殻で覆われた卵を産む(卵生)。また人食いザメとして恐れられているホオジロザメは、胎生ながら胎盤で子供を育てるのではなく、体内で卵を育てるので、卵胎生と呼ばれているようです。ホシザメはおとなしいサメで、噛み付く事はまずありませんが、ホオジロザメなど大型のサメはこの時期とても危険だと言われております。理由は繁殖期。サメのオスは交尾の際、メスに絡み付き、離れないようメスの体に噛み付くのだそうです。人間を食べるのではなく、人間をメスと勘違いする。サメは目が悪いようで、音とか匂い、シルエットなどで対象物を認識しているようです。また非常に種類が多く、未だ生態に謎も多いようです。その繁殖力、生命力の強さから、医薬品への転用も多く、いろいろ研究が進んでいます。冒頭のホシザメ、解体すると胃袋の中からシャコ、カニ、エビが出て参ります。かなりグルメのようです。


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