７月になりました...。早くも梅雨が明け、６月末は記録的な猛暑...。もはや異常気象という
言葉を使うことは止め、これが常識であると理解しなければなりません。今が異常と思いたい
のですが、こういう懐古主義のような思考回路は苦しみを増すだけ...と考えるようになりました。
暑いのは人間だけでなく、ペットも家畜も植物も...あれもこれも地球上に暮らす生物全てが感じ
ていることであります。稲作農家からはお米の品質について危惧する声が多数届いておりますし
牛さんも暑さでまいっているようです...。何せ牛革の分厚いコート着用している訳ですから...。
かつて田んぼの生き物調査という活動に参加させて頂いた時期があります。田んぼに入って生物
数えて、暇な人の集団だ...と当初は思っておりましたが、回数を重ねていくたび、自らの中で
考え方が大きく変わっていることに気付きました...。端的にいうと“まなざし”...。
人間は暑い、寒い、痛い...等、声に出していうことが出来ます（当たり前ですが）...。しかしなが
ら動植物は声を発せない。発せないものには発せるものが気付いてあげねばなりませんし、気付く
かどうかは“まなざし”...。この暑さは長期戦になりそうです。何卒ご自愛ください。