銚子・角巳之・三代目

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何を作れば...③

2021年10月09日 | 日記・エッセイ・コラム

キャベツ栽培に行き着いた話...、先輩方からこう聞いております。芋と麦だけじゃしょうがない。
何か新しい作物ないか?と探していたところ、生産者が東京・浅草で焼きそばなるものを食べた...。
とても美味しく、この中に入っているこの葉っぱは何だ?...と。初めてキャベツと言う野菜を知った。

専門家にキャベツのことを聞いたら、愛知県の知多半島、神奈川県の三浦半島で栽培が盛んで、
同じ海洋性気候...、銚子でも出来るんじゃないか?...と。そんな経緯で栽培が開始され、時代の流れ
にも乗り、国指定産地として隆盛を誇った...。むろん苦難の連続であったことは容易に察せられます。

上記のお話を聞いていて、時代の大きな曲がり角に何かを選択するについては、根底に好奇心、
そしてある種のユーモアのような感覚が必要なのではないかと感じております。いくら考えても良い
アイデアは生まれず...。ならば好奇心に駆られて動くのも一興ではないか。そう思います。

そして昨今の流行言葉...。マーケット・イン(作ったものを売るのではなく、売れるものを作る)
最終的には食べて頂くお客様が評価を決める訳ですから、お客様の意向を無視した生産は、作る
前にすべて失敗と心得る...。さらに市場流通の変化等ありますが、この辺はまたいずれ掲載致します。