銚子・角巳之・三代目

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手子后(てごさき)神社②

2021年10月25日 | 日記・エッセイ・コラム

童子女につては(おとめ)と記載されている書物もあれば(うない)と記載されているものも
ありますが、ここでは(おとめ)で通します。神社境内にもその由来が掲載されておりました。
お話は常陸国風土記にて、互いに気になる若い男女が松の木の傍で語り合うところから...。

互いにその評判を聞き、いつか会ってみたいと思っていた若い男女が出会う機会を得る...。
歌を詠み、意気投合し時間の経つのも忘れて語り合った...。やがて空が白み始め、若い男女は
誰かに見られるのを恥ずかしいと思い、松の木になってしまった..。こういうお話...。

誰かに見られるのが恥ずかしい?それで松の木に?...、こういう詮索をすることは野暮と言う
ものであります。神話の世界の話であり、そこに歴史ロマン...何かを感じるのが歴史の醍醐味
であります。1,300年前の暮らし、風俗、社会の決めごと...こんなところに想いを馳せて...。

若い男女が朝帰り...。ルールを破ったのだからそのペナルティーで松の木にさせられたなど、
諸説あります。松の木にされるのを承知で会いに行ったのかもしれないし...。あまりに近くて
見落としていた場所...。次回、童子女の松原公園含めて、付近を散策して参ります。