銚子・角巳之・三代目

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無農薬

2007年03月08日 | 日記・エッセイ・コラム

100_1284 知人の畑で“てんとう虫”を見付けました。“てんとう虫”がいると言うことはエサになる“アブラ虫”がいて、その畑は虫を殺すような農薬散布が無い、または少ないという事であります。この畑、アブラナ科の作物を農薬散布一回のみで栽培しております。農薬散布が少ないと、スーパー等の売り場で人気の商品になるのでしょうが、作物の大きさはバラバラ、刈り取りはすべて手作業....大変な重労働です。そもそも農薬散布ですが、これをどう考えますか?よく考えてみると、農薬散布による最初の被害者は生産者です。生産者の方々も出来れば散布したくない。とお考えのようですが....。私は有機野菜しか食べないという方が、野菜に“いも虫”が付着していたと烈火のごとくお怒りになられた...?。という話、良く聞きます。やはり生産と消費の距離が開き過ぎているのでしょう。モノとしての野菜の先にある世界(生産現場など)が見えなくなっているようです。都会にいると野菜の生産現場を見るなど稀で、これらを埋めるために“体験ツアー”なるものが流行っております。良い事だと思いますが、ある生産者の方からこんな指摘も。体験ツアーで来たお子さんが畑で傍若無人な振る舞い。注意すると、金払ってんだからいいじゃねえか...。世も末ですが、現実でしょう。貴方のお父さんが満員電車に揺られながら毎日懸命に働いているように、我々も畑で毎日汗を流している。畑は遊び場ではなく、貴方のお父さんの仕事場と同じであり、自然相手の神聖な場所なんですよ。というと、馬鹿じゃねえの...。だったそうです。さて、これからどうなって行くんでしょう?