関脇朝乃山(26)が大関貴景勝を破って11勝目を挙げ、大関昇進が確実となった。昇進問題を預かる相撲協会審判部の境川部長代理(元小結両国)が昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、受諾された。春場所千秋楽の結びの一番は両横綱の相星決戦。白鵬が鶴竜を寄り切って、13勝2敗で44度目の優勝を果たした。横綱による千秋楽の相星対決は平成25年九州場所で日馬富士が白鵬に勝って以来だった。貴景勝は8敗目で負け越し。
今日の競馬を振り返る。中山11Rで行われた【第69回フジテレビ賞スプリングS】は、ライル・ヒューイットソン騎乗の6番人気ガロアクリーク(牡・上原博之厩舎)が道中、前にヴェルトライゼンデを見る絶好の位置でレースを進めると直線、外を回って中山の急坂を力強く駆け上がりライバルたちを一蹴。近年ではオルフェーヴルやキタサンブラックら名馬を輩出している【皐月賞】の前哨戦を制し、コンビを組んだヒューイットソンもうれしい重賞初制覇。タイムは1分49秒8。2着はヴェルトライゼンデ(1番人気)、3着にはサクセッション(2番人気)が入った。なお、この上位3頭は【皐月賞】の優先出走権を獲得した。
勝ったガロアクリークだが、こんなに強いとは・・・。キンシャサノキセキ産駒で2000mはギリギリ微妙も【NHKマイル】なら面白いかも・・・。2着ヴェルトライゼンデは勝負どころでもたついた感じで一気に交わされてしまった。いくら休み明けでもここで負けているようじゃ・・・。3着サクセッションは勝負あった時点から追い上げたが・・・。力はあるが・・・。
ガロアクリークは、父キンシャサノキセキ、母ゴールドレリック(母父Kingmambo)という血統。北海道浦河町・笠松牧場の生産馬で、馬主は水上行雄氏。通算成績は4戦2勝。重賞は初制覇。【スプリングS】は上原博之調教師、L.ヒューイットソンともに初勝利。
阪神11Rで行われた【第68回阪神大賞典】は、岩田康誠騎乗の2番人気ユーキャンスマイル(牡5歳・友道康夫厩舎)が後方追走から道中もジッとインで待機、直線では抜群の手応えで馬群を捌いて後続を突き放した。タイムは3分3秒0。一昨年の【菊花賞】で3着に好走し、昨年は【ダイヤモンドS】を勝ち、【天皇賞・春】でも5着と上位に入ったユーキャンスマイルが、持ち前の長距離適性を発揮。課題だった右回りコースを克服し、昨年の【ジャパンC】から約4か月ぶりとなる今年の初戦を勝利で飾った。2着は僕本命のトーセンカンビーナ(5番人気)、3着には外から脚を伸ばしたメイショウテンゲン(4番人気)が入った。圧倒的1番人気の支持を集めたキセキは、スタートで大出遅れ、後方追走から2周目に入るとポジションを押し上げ直線入り口で先頭、粘り切りをはかるも後続に飲み込まれ7着に敗れた。
勝ったユーキャンスマイルだが、岩田の好騎乗が光った。キセキが来ても慌てずリズムよく乗った。馬群が固まっていたので内のコースのキセキの後ろをうまく取れたのも良かった。2着トーセンカンビーナも藤岡康が上手く乗った。リズム重視で運び、直線は狭いスペースを割った。力つけているし、まだまだ強くなる。3着メイショウテンゲンはジリっぽい。我慢比べの競馬がいいが、選手の馬場なら・・・。
ユーキャンスマイルは、父キングカメハメハ、母ムードインディゴ(母父ダンスインザダーク)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は15戦6勝。重賞は19年【ダイヤモンドS】、【新潟記念】に次いで3勝目。【阪神大賞典】は、友道康夫調教師は08年アドマイヤジュピタ、16年シュヴァルグランに次いで3勝目。岩田康誠は08年アドマイヤジュピタ、14年、15年ゴールドシップ、18年レインボーラインに次いで5勝目となった。
今日は一日マンションの仕事で結果を見たら【阪神大賞典】だけばっちりも、全体的には大敗。疲れが増した!