真実はドラマより奇なり

　僕が現在住んでいるところは千葉県市川市である。
　そう、今世の中の注目を集めている『耐震強度偽造問題』の中心、「姉歯設計事務所」のお膝元である。おまけに僕はマンション住まい。まだローンもたっぷり残っている。初めてこの事件を知ったときは「ひょっとしてうちも・・・」と驚愕したが、うちのマンション側の発表によると大丈夫とのこと。ただ正式に調査をしているわけでもないので、震度５以上の地震があるとどうなるかわからない（震度4強までは大丈夫だった）。まぁ住んでいる人間としては信じるしかないのが現状だ。それにしても偽造が発覚したマンションに住まれている方々は気の毒である。国交省の発表によると11/30日現在わかっているだけで、その被害は471戸、概算で１戸あたり３千万円として140億円になるという。僕も経験があるが家を買うというのは一生の中でも最大の大事業。それが自分の知らないところでこんなことになるとは・・・他人事ながら怒りを感じる。
　正直これから保障などがどういうものになるかはわからないが、国や地方公共団体はいち早くマンション住民を手助けしてほしいと思う（とりあえず転居用として２２００戸確保したようだが、補償問題など・・・）。どこかの幹事長が「悪者探しに終始すると、マンション業界はつぶれますよ」と言っていたようだが、そんなおじさんの戯言などほっといて・・・。
ところで皆さん、先日公聴会に出席した関係者の顔、“いかにも”という感じしませんでしたか？　ドラマや映画でもここまで“らしい”人をキャスティングしないと思うのだが、「ヒューザー」の小嶋社長、「木村建設」の木村社長、篠塚東京支店長などはお見事というしかない存在感。またその仲間を裏切る「イーホームズ」の藤田社長、病気を理由に出席しなかった姉歯建築士に至っては彼ら以上の適役という感じである。あとはこの事件を追及する検事や検察官に映画だったら役所広司や渡辺謙を、２時間ドラマだったら船越栄一郎、橋爪功を配役に据えれば完璧だ。（マンションの住民の方々には大変申し訳ないが）公聴会を観ていてそれをいちばん感じたもので・・・。これって僕だけ？
話はかわるが、ここにきて少し騒がしくなってきたのが西武の内紛。縮図としては西武鉄道・後藤社長＆伊東監督ＶＳ．堤前会長＆黒岩代表らしいのだが、やっていることは子供の喧嘩。球団は経費削減、企業としての秩序を盾に、伊東監督を支えたスタッフを解雇したり、監督に内緒で小関選手会長を自由契約にしたりして伊東監督にプレッシャーを与え、伊東監督はそのフロントへの不信感をマスコミに発言したりで、今や“王者”西武の面影はなくなりつつある。そしてこのままでは「健全な経営で強いチームづくり」という理念は崩壊し、伊東監督の去就問題にも発展するだろう（こんなことでは吉永小百合さんも泣いてしまうぞ!!）。熊本の同じ球場（藤崎台球場）で甲子園を目指した僕としては、是非伊東監督にはまた日本一を狙って欲しいものだが、ただ球団のウミを出すにはいい機会かもしれない。成り行きに注意したい。
明日の予想。まずは【ステイヤーズS】。本命は人気でも６番デルタブルース。前走は惨敗でもおかしくないレースをジリジリ追い上げて５着。そのレースぶりはさすがGⅠ馬。ここは黙って“買い”だろう。相手は１，５，11番。他のレースからは中山７R16番ユーワインパルス。中山1200ｍダートは外枠の先行馬。同10R【葉牡丹賞】は14番マチカネゲンジ。この条件はSS産駒。中京７R9番エリモジェンヌ。中京1700ｍはBT産駒or　SS産駒。ここは狙い目。阪神11R【ゴールデンホイップT】は3番マルブツライト。先週仕事しなかった全米2位のプラード騎乗。しっかりここでは仕事すると信じる。
先週安田君から貰った風邪がいまだに治らない。こんな日は競馬などやらないで寝ているに限るのだろうが、馬が走っていると思うと・・・。もし「ギャンブルき○○い」という役があったら僕はピッタリかもしれない。