風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

本質的な疑問

2020-10-16 | 世界・平和


今週の朝ドラ「エール」が秀逸。
これは朝ドラ史上に残る作品になるのではないか?
鉄男の微妙な変節。
セリフを極限まで削り、
ほんの5〜6分の間に淡々と描く重大な局面。
日常の中に突然やってくる悲劇。
「無為な死」を視聴者に否応なくぶつけてくる。
「終戦」ではなく「敗戦」と表現したナレーション。
後世の「わかったふり」史観ではなく
当時の人々はこう感じていたであろう視点・・・。

「僕何も知りませんでした。ごめんなさい」
の言葉が心に響いた。
そして「誰のために戦うのか」
という本質的な疑問を投げかけてくる。
誰もが死にたくない。
それは味方のみならず「敵」も同じ。
ならどうして戦わなければいけないのか。
いったいその殺し合いは何のために行われているのか。
「仇を討つ」「愛国の崇高な意志」「無駄死にさせるな」
これらは生きているもののエクスキューズ。
あるいはプロパガンダ的な詭弁。
祐一とともに責任もまたひとりひとりが背負っている。

どんな時代も、どこの国でも
犠牲になるのはいつも市井の人たちや弱いものたちだ。
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「自閉症は津軽弁を話さない」

2020-10-15 | 読書

もうタイトルからして「読まなきゃダメでしょ」ってなる本。
ページを開いた瞬間のつかみが半端ない。
大笑いしながら続きを読み進めることとなった。

内容的には、いかにも研究者の手法で
仮説から実証を経て論考を組み立てていて、
研究書としても濃い内容となっている。
しかもご本人の専門の障害児教育分野や心理学分野のみならず
言語学的知見や、最終的には社会学にまでその考察は広がっている。
凝り固まった象牙の塔的な論文ではない。
その広がりに驚いた。
そして(私的にも専門である)方言についての考察も。
これはもう社会言語学の世界だ。
人と人との関係性が言語によってどう構築されているか
というところまでいくと、夢中になって読んでいる私がいた。

そして参考文献一覧の後のオチにまた大笑い。
こんな本があったなんて。
だから本の世界は侮れない。

「自閉症は津軽弁を話さない」松本敏治:著 福村出版
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芋の子汁&マグロぶつ丼セット

2020-10-14 | 食べ物・お店

きのこはちゃんとアミノメ使ってるし、
ゴボウは風味たっぷりだし
鶏ダシと醤油の優しい味付けで、
コレだけのボリュームでも飽きないし、
マグロも厚くて食べ応え充分。
大満足!
ぶつ丼食べるときに
慌ててワサビの塊を食べてしまい
涙ぐみながら呼吸困難になったのはヒミツ(笑)


食後のデザートはミニあんソフト。
あんの塩気とクリームの甘味のマリアージュ(^^)
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野外ライブ

2020-10-13 | 音楽
今年はコロナ禍により、
毎年恒例のイーハトーブ音楽祭も、個別ライブも
大っぴらなものはすべて中止となってしまった。
プロのアーティストやステージ関係者の苦悩はもちろん
地方のアマチュアミュージシャンたちも
鬱々とした日々を過ごしている。

そんな中「やっぱりライブやるべ」という
田舎laboさんの企画により、
一昨日店舗前にて野外ライブが行われた。




どんよりとした空模様を心配しながら
来場者もコロナ感染防止に気を使いつつの鑑賞。
でもね、やっぱりライブは、生演奏はいい。
マスク姿で一緒に歌い、踊り、歓声を上げる人たち。
出演者も観客もみんな楽しそうだ。
来場者や出演者の知人たちの昨夜のfb投稿を見ても
いかに楽しかったかがわかる。

眉を顰める向きもあろう。
もしかしたら主催者に同調圧力もあったかもしれない。
でもね、人はパンのみに生きるにあらず。
歌があり、踊りがあり、笑顔があって初めて生活がある。
それらは長い歴史の中で人間とともにあった。
感染に気をつけることはもちろん必要だが、
人は文化なしでは生きていけない。
音楽のみならず、アート鑑賞も、映画も、本屋も必要だ。
そして同好の仲間たちとのコミュニケーションも。
内に篭るだけでなく、
気をつけながら1歩外に踏み出してみようか。
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秋仕舞い

2020-10-12 | 生活の風景

きゅうりやプチトマトなど
夏に庭で収穫した後の支柱や網、蔓などの片付け。
秋も深まってきた。
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Casa BRUTUS

2020-10-11 | 読書

バックナンバーを見つけて買ってしまった(^^;
ずーっと何年もサボっていたから、久しぶりのお茶の世界。
そうなんだよな。
こういう世界が好きでお茶の世界に足を踏み入れたのだった。
別にお作法を習おうとも、資格を取ろうとも思わなかった。
言われた通りの模倣はまったく興味ない。

茶道は総合芸術。
花から、道具から、着物から、果ては建築まで
どんな切り口からでも入れて楽しめる。
名物なんざ写真見てるだけでOK、別に欲しいと思わない。
(だってたかが茶杓ひとつで何百万もするんだぜ)
気に入ったものを使い込んで自分なりの名物にしたかった。
だからいつも使っている茶碗は700円で買ったもの。
天目の真っ白な生地に貫入が入っていくさまが楽しかった。

この雑誌はデザイン性が切り口。
これまたたまらない。
特に伊羅保や萩の素朴さがいい。
茶室で一番好きなのは
国立博物館裏の庭園に移築されている
小堀遠州が作った、庭に広く開放的な小間。
そんな民藝の世界が自分の居場所だと思っている。
(私の心の師匠は柳宗悦氏なのだ)

この2冊でしばし目の保養をしよう。
堅苦しい、決まった形の茶会は面倒だから(^^;
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Machicoco便り vol76

2020-10-10 | マチココ


花巻まち散歩マガジンMachicoco22号は本日発売。
下記ご協賛店にて好評発売中です。
石鳥谷、大迫地域の方は商工会議所の各支所にて
お買い求めください。

Joe's Lounge(ジョーズラウンジ)
花巻市大通り1-4-14 小友ビル1F
tel.0198-29-5655

Lit Work Place(リットワークプレース)
花巻市大通り1-7-40
tel.0198-41-3049

大原ホンダ 
花巻市下小舟渡540-11 
tel.0198-23-2024

有限会社宮沢新聞店 
花巻市末広町2-17 
tel.0120-343-838

株式会社上町家守舎
花巻市上町6-2 マルカンビル1F 
tel.0198-29-5588

茶寮かだん 
花巻市花城町11-12 
tel.080-2823-1048

中舘内科クリニック
花巻市不動町2-1-4
tel.0198-41-1515

Barbershop switch(スイッチ)
花巻市御田屋町1-60 
tel.080-3328-9777

株式会社三田商会
花巻市御田屋町1-33 
tel.0198-22-3030

株式会社風童社
花巻市桜町4-240-1  
tel.0120-249-166

株式会社星光舎
花巻市桜木町3-27-2
tel.0198-22-3177

HAIR & MAKE EARTH 花巻店
花巻市桜台2-23-2 
tel.0198-21-3288

合資会社末廣 パティスリーアンジュ
花巻市星が丘1-1-18 
tel.0198-21-1488

社会福祉法人 大谷会
花巻市湯口字松原53-1 
tel.0198-25-2125

高木丘クリニック
花巻市高木18-61-2 
tel.0198-22-0103

スターブリッジいわて株式会社
花巻市松園町1-6-1 
tel.0198-23-0771

花巻商工会議所
販売:本所 花巻市花城町10-27 
tel.0198-23-3381
販売:石鳥谷支所 花巻市石鳥谷町好地6-10-3
tel.0198-45-4588
販売:大迫支所 花巻市大迫町大迫3-203
tel.0198-48-3230

だいわブルーベリー園
花巻市鍋倉字地森7 
tel.0198-24-4888

どんまいプロジェクト花巻
販売:ファームプラス
花巻市上根子字下田60-2
tel.0198-33-0594

田舎labo
花巻市湯口字蟹沢13-1 
tel.0198-29-5991

株式会社文化タクシー
花巻市双葉町6-2 
tel.0198-23-3181

松葉商店
花巻市東和町土沢5 区380 
tel.0198-42-4325

株式会社とうわ地域資源開発公社
販売:東和温泉
花巻市東和町安俵6区135 
tel.0198-42-4311

たく整骨院
花巻市上町12-12 
tel.0198-22-7763

医療法人廣正会寺内歯科医院
花巻市西大通り2-13-13 
tel.0198-41-1818

須田内科医院
花巻市円万寺字下中野46-4 
tel.0198-38-1121

一般財団法人高村光太郎記念会
花巻市太田3-85-1 
tel.0198-28-3012

白鳥の停車場
花巻市高松26-3[ 童話村内 ]
tel.0198-31-2040

ワンデイシェフの大食堂
花巻市東和町土沢8区115 こっぽら土澤 1F
tel.0198-29-5700

花巻南温泉郷 湯の杜 ホテル志戸平
花巻市湯口志戸平27-1
tel.0198-25-2011

医療法人百帆会
耳鼻咽喉科・わたなべとしや診療室
盛岡市北飯岡1-2-67 
tel.019-656-4133

株式会社中央コーポレーション
花巻市東宮野目第11-5
tel.0198-26-3033

医療法人報恩会
とみつか脳神経外科クリニック
花巻市御田屋町1-41
tel.0198-23-2100

鉛温泉 藤三旅館
花巻市鉛字中平75-1 
tel.0198-25-2311

特定非営利活動法人ライフデザイン花巻
販売:Ji・Baコミュニティカフェほか
花巻市湯本2-54-8
tel.0198-27-4407

賢治の広場
花巻市上町3-4 岩田ビル 1F
tel. 0198-24-0818

小山田泰彦司法書士
土地家屋調査士事務所
花巻市花城町12-6
tel.0198-22-4194

株式会社木村設計A・T
花巻市下小舟渡237-3
tel.0198-23-3818

カフェレストランきゃびん
花巻市矢沢4-62-27
tel.0198-31-3023

鏑八幡神社
東和町土沢5 区169 
tel.0198-42-4333

ゲストハウスmeinn
花巻市末広町2-13
tel.0198-33-4167

モダンチャイニーズ蓮
花巻市末広町2-13 1F 
tel.0198-33-0836

サイクルショップオーバー
花巻市石鳥谷町八幡7-29-7
tel.0198-45-6168
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言葉のチカラ

2020-10-09 | 文化







朝日新聞1面に毎日掲載されている
「折々のことば」を毎日欠かさず読んでいる。
上記は特に心に残ったもの。
ハッとさせられる言葉やブンブン首肯できる言葉、
ほんわかと固まった頭が緩む言葉もある。
言葉が持つチカラは大切だし
それは決してすぐに消え去るwebで生きるとは思わない。
やはり紙に書かれた、紙に印刷された言葉だからこそ
人の心に刻まれるのではなかろうか。

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Machicoco便り vol.75

2020-10-08 | マチココ

花巻まち散歩マガジンMachicocoはもう22号。
これだけ続けてこれたのも協賛店のみなさまや読者のみなさま、
そして取材にご協力いただいた方々などなど
たくさんの方々の応援によるものと、心からの感謝です。

今号の特集は「子どもと歩くまち」。
初めて読者の方からのリクエストによるテーマです。
今春花巻市が発行した「子どもと一緒におでかけMAP」とコラボし
花巻のまちの親子連れお出かけスポットを取り上げました。
チャレンジングドアはその中から「花巻おもちゃ美術館」を
顔と手は「ファームプラスカフェ」を取り上げました。
お馴染み「まきまき帽子」は末広町商店街。
ライター塩ちゃんがディープな取材をしてくれています。
花巻まにあは、今年1月の映画&コンサートで大活躍だった
BlueHairsリーダーの服部恭之さんから
花巻への想いを込めた原稿を送っていただきました。
人気のあったったは深夜放送ネタ。
いつもに増して泣かせるサワジン節全開です。
お楽しみに。

花巻まち散歩マガジンMachicoco22号は10月10日発行。
下記ご協賛店にて好評発売中です。
石鳥谷、大迫地域の方は商工会議所の各支所にて
お買い求めください。

Joe's Lounge(ジョーズラウンジ)
花巻市大通り1-4-14 小友ビル1F
tel.0198-29-5655

Lit Work Place(リットワークプレース)
花巻市大通り1-7-40
tel.0198-41-3049

大原ホンダ 
花巻市下小舟渡540-11 
tel.0198-23-2024

有限会社宮沢新聞店 
花巻市末広町2-17 
tel.0120-343-838

株式会社上町家守舎
花巻市上町6-2 マルカンビル1F 
tel.0198-29-5588

茶寮かだん 
花巻市花城町11-12 
tel.080-2823-1048

中舘内科クリニック
花巻市不動町2-1-4
tel.0198-41-1515

Barbershop switch(スイッチ)
花巻市御田屋町1-60 
tel.080-3328-9777

株式会社三田商会
花巻市御田屋町1-33 
tel.0198-22-3030

株式会社風童社
花巻市桜町4-240-1  
tel.0120-249-166

株式会社星光舎
花巻市桜木町3-27-2
tel.0198-22-3177

HAIR & MAKE EARTH 花巻店
花巻市桜台2-23-2 
tel.0198-21-3288

合資会社末廣 パティスリーアンジュ
花巻市星が丘1-1-18 
tel.0198-21-1488

社会福祉法人 大谷会
花巻市湯口字松原53-1 
tel.0198-25-2125

高木丘クリニック
花巻市高木18-61-2 
tel.0198-22-0103

スターブリッジいわて株式会社
花巻市松園町1-6-1 
tel.0198-23-0771

花巻商工会議所
販売:本所 花巻市花城町10-27 
tel.0198-23-3381
販売:石鳥谷支所 花巻市石鳥谷町好地6-10-3
tel.0198-45-4588
販売:大迫支所 花巻市大迫町大迫3-203
tel.0198-48-3230

だいわブルーベリー園
花巻市鍋倉字地森7 
tel.0198-24-4888

どんまいプロジェクト花巻
販売:ファームプラス
花巻市上根子字下田60-2
tel.0198-33-0594

田舎labo
花巻市湯口字蟹沢13-1 
tel.0198-29-5991

株式会社文化タクシー
花巻市双葉町6-2 
tel.0198-23-3181

松葉商店
花巻市東和町土沢5 区380 
tel.0198-42-4325

株式会社とうわ地域資源開発公社
販売:東和温泉
花巻市東和町安俵6区135 
tel.0198-42-4311

たく整骨院
花巻市上町12-12 
tel.0198-22-7763

医療法人廣正会寺内歯科医院
花巻市西大通り2-13-13 
tel.0198-41-1818

須田内科医院
花巻市円万寺字下中野46-4 
tel.0198-38-1121

一般財団法人高村光太郎記念会
花巻市太田3-85-1 
tel.0198-28-3012

白鳥の停車場
花巻市高松26-3[ 童話村内 ]
tel.0198-31-2040

ワンデイシェフの大食堂
花巻市東和町土沢8区115 こっぽら土澤 1F
tel.0198-29-5700

花巻南温泉郷 湯の杜 ホテル志戸平
花巻市湯口志戸平27-1
tel.0198-25-2011

医療法人百帆会
耳鼻咽喉科・わたなべとしや診療室
盛岡市北飯岡1-2-67 
tel.019-656-4133

株式会社中央コーポレーション
花巻市東宮野目第11-5
tel.0198-26-3033

医療法人報恩会
とみつか脳神経外科クリニック
花巻市御田屋町1-41
tel.0198-23-2100

鉛温泉 藤三旅館
花巻市鉛字中平75-1 
tel.0198-25-2311

特定非営利活動法人ライフデザイン花巻
販売:Ji・Baコミュニティカフェほか
花巻市湯本2-54-8
tel.0198-27-4407

賢治の広場
花巻市上町3-4 岩田ビル 1F
tel. 0198-24-0818

小山田泰彦司法書士
土地家屋調査士事務所
花巻市花城町12-6
tel.0198-22-4194

株式会社木村設計A・T
花巻市下小舟渡237-3
tel.0198-23-3818

カフェレストランきゃびん
花巻市矢沢4-62-27
tel.0198-31-3023

鏑八幡神社
東和町土沢5 区169 
tel.0198-42-4333

ゲストハウスmeinn
花巻市末広町2-13
tel.0198-33-4167

モダンチャイニーズ蓮
花巻市末広町2-13 1F 
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サイクルショップオーバー
花巻市石鳥谷町八幡7-29-7
tel.0198-45-6168
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深夜放送

2020-10-07 | 音楽
私たちの年代では、
ラジオの深夜放送を聴いていた人たちが多い。
早い者で小学校高学年から、中学生ぐらいまでには
ほとんどみんな聴いていたと言っても過言ではないと思う。
学校では前夜のオールナイトニッポンやセイヤング、
たむたむたいむなどの番組内容が話題の中心だったし、
流行歌もそこから知った連中も多かったのではないだろうか。
だからアイドルや歌謡曲よりも
いきおいフォークやニューミュージックの話題が多かった。
(女子はアイドル系が多かったのかもしれない)
自室にテレビがあるヤツなんてあまりいなかったし
当然インターネットなどもない。
自分で自由にできるメディアはラジオしかなかったのだ。

私はといえば、なぜか中学時代深夜放送はあまり聴かなかった。
みんなに合わせてDJごっこなどもしたけれど、
よく聴いた番組といえばせいぜいNHK盛岡放送局による
FMリクエストアワー(Fリクと言った。土曜午後放送)ぐらい。
そこでかかるのは地元のNSPやフォーク系。
ということで流行歌(特にアイドル系)の知識はほとんどなかった。

中学時代は野球部だったし、夜は疲れきっている。
高校に入ってからが本格的なラジオデビューだったのかもしれない。
オールナイトニッポンもたまに聴いたが、
お気に入りだったのはその前の番組だったコッキーポップ。
ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)で
入選以上の曲が紹介される番組だったのだが
ここでかかる曲が素晴らしいものばかり。
中島みゆきやチャゲ&飛鳥、長渕剛などを輩出したコンテストだが
入選した1曲だけであとはいつの間にか姿を消した人も多かった。
それでもその1発が名曲だったりするのだ。

コッキーポップを聴き始めた頃に
オープニングのテーマ曲だったのがこれ。


このイントロで
コッキーポップのファンになったと言っても過言ではない。
今でも好きで、たまにギターを爪弾いたりする。
その次に出た「セプテンバーバレンタイン」はバンドでも演った。
この曲を聞くと、高校1年の頃の自分が心の中に頭をもたげてくる。
ちょっと泣きたいような、痛いような心持ちになる。

コッキーポップも聴き続けたが
(翌年は八神純子やツイストがブレイクした)
だんだんFMに戻り、
23:15からのNHK FM「クロスオーバー11」を聴くようになる。
当時はクロスオーバーと言われていたフージョンや
今でいうAORなどの世界にハマっていった。
大学時代によく聴いたジェットストリームもその延長線上かな。

という、ちょっとおセンチ(もう死語か^^; )な思い出話。
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HUMANIENCE「オトコとオンナ”性”のゆらぎのミステリー」

2020-10-06 | 映画・芝居・TV

面白い番組が始まった。
超文系人間だけど(^^; なぜか昔から生物は好き。
おまけに性の話はソーシャルな文脈とは切り離せない。
それにしても、世界の研究がここまで進んでいたとは驚き。
性差別やセクシャルマイノリティ差別を繰り広げる
政治家のおっさんたちはこう言う番組で勉強すべきだ。
なにせ「男は将来いなくなるかもしれない」のだ。

性別を決めるのはX染色体とY染色体の組み合わせ・・・
という、疑ったこともない常識が覆される。
「一夫一婦制」という結婚制度すら
生物学的な研究により、疑問を呈される内容だ。
それもまた驚き・・・ながら
でも昨今の社会を見ていると、段々人間たちは
「本来あるべき姿」に戻りつつあると思う。

ところで「LGBTは非生産的な存在」などと曰う議員がいるが
実は「性スペクトラム」は種としての生存戦略。
残念ながらその議員の考え方こそ人間の生存を危うくする。
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言論の自由、表現の自由

2020-10-05 | 文化
日本ペンクラブは国際ペンクラブの日本センター。
1935年に設立され、
初代島崎藤村から著名な文筆家が歴代会長を務めてきた。
団体としての根幹は表題の通り。
いはば「もの言う文化団体」として影響力を持ってきた。
ペンクラブの「ペン」は筆のこととして捉えられがちだが
実は「poets(詩人)」「Editor(編集者)」「Novelist(小説家)」の
それぞれの頭文字を組み合わせた名前となっていて
実際に出版社やフリーの編集者も数多く会員になっている。

私が入会できたのは確か2015年だったと思う。
入会には確か理事2名以上の推薦が必要。
たまたま私が独立した年に知り合った理事の方にお誘いを受け、
その方と、その方の紹介でもうひと方の推薦で入会したのだった。
年数回の会合にはなかなか出席できないでるが
(特に今年は上京すらできていない)
定期的に送られてくる会報で動きを知ることができるし
過去数回イベントに出席してきた。
作家やタレントをはじめ、著名な方々もたくさん会員にいる中、
私ごときが会員にさせてもらっているのは恐縮の極みながら
イベントや会報に掲載の原稿、名簿など
どんな方でも同列に扱われているところに会の理念を感じる。

ところで今回、会報特別号が送られてきた。


会報には毎回「短信」と称する短文を投稿できて
私も数回載せていただいたことがある。
今回は「コロナ禍の中における自由」についての投稿集だった。
私が書いた文章は、ちょっとピントがずれて見えたかも知れないが、
実は
「困窮している人たちがたくさんいる。
 感染に気をつけながら動かなければいけないのではないか」
ということを書いたつもりだ。
実際に投稿した時点(7月中旬)、まったく仕事がなかった。
進んでいた、広告系を絡めるプロジェクトが
コロナ禍で全てストップしてしまったからだった。
もちろんそれは私だけではない。
だからこそ「営業自粛」や「外出自粛」の同調圧力の風潮に
心からの危機を感じていた。
そこには言論や表現への圧力も含まれる。
今こそペンクラブの力が試される時だろうと思っている。

ところで、GoTo政策が始まった。
しかしトラベル以外はまだまだ詳細が見えない。
日々刻々困窮度合いが深刻となる業者が増えてきている。
1日でも、1時間でも早い施行が必要。
それによって同調圧力も弱まってくると思われる。
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異文化の許容度

2020-10-04 | 文化
日本語は難しい
様々あるけれど、特に名字。
斎藤さん、齋藤さん、斉藤さん、齊藤さん。
渡邉さん、渡邊さん、渡辺さん、渡部さん。
高橋さん、髙橋さん。
阿部さん、安倍さん、安部さん、阿倍さん。
北条さん、北條さんなどなど・・・。
間違えやすいけど、間違えるのは大変失礼だ。

漢字は元々が中国の文字。
それを取り入れ、音読み中心の万葉仮名から
日本独自の訓読みをつけ、
さらにその草書からひらがなを生み出し、
部首をとってカタカナを生み出した。
江戸時代からはポルトガル語(カルテやランドセル)
明治期からはドイツ語や英語が日本語化されて
今の日本語が形成されている。

「昨今日本語が乱れている」とよく言われる。
でも実はそんな言葉は明治の昔から言われ続けてきた。
「若い人たちは横文字ばかりでわからない」ともよく言われる。
しかし、古来日本では他国から文字や言葉を輸入し
それを自分のものにしてきた。
最近よく目にする「リテラシー」「アサイン」「エビデンス」
「セグメント」「ローンチ」に「インフルエンサー」など
ちょっと耳に新しい言葉たちもすぐに日本語化してしまうだろう。

「美しい日本の伝統」とか「独自の文化」とか言うけれど
実は巧みに異文化を許容し、取り入れることこそ日本の文化。
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北国でソーキそば

2020-10-03 | 食べ物・お店

今なかなか行けない沖縄を思いながら。
レトルトだけど(^^;
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書棚

2020-10-02 | 読書

自分の書棚を見られるのは恥ずかしい。
頭の中、心の中を覗かれているキブンになる。
その人の目の前に素っ裸で立っている心持ちになる。
一方で、他人の書棚にはとても興味がある(笑)
どんな人なんだろう、何に興味があるのだろうということが
書棚を覗き見たいという衝動の理由だ。

棚貸しという方法の古書店を始めようと思っている。
それにはいくつか理由がある。
仕入れる形とは違い、古物商の資格が要らないということ。
(警察署で確認済み)
仕入れにかかるイニシャルコストを抑えることができる。
売れるか売れないかという不安定な売上ではなく
少ないながら毎月の定期収入が計算できる。
・・・それらの理由のほかに
「誰がどんな本を並べるのだろう」という興味も大きい。
案外、意外性ある本が並ぶのかもしれない。
今からワクワクしている。

もちろん私も本を並べる。
以前マルカン1階で個人古書店を出店した時の本が
まだまだ段ボールに入って山積みになっている。
気に入っているけれど、思い切って処分する本もある。
それらはどんな人たちが手に取るだろうかというのも楽しみ。
ただし、どうしても手放せない本がある。
2度と手に入らない、もう絶版になっている本や
私家版の本、雑誌のバンクナンバーなどだ。
気に入っている売れ線の本は、
単行本を手放しても文庫本で手に入るから出品しよう。
どこかで誰かがその本を必要としているかもしれないから。

ちなみに写真は、私の蔵書のほんの一部で、
絶対手放すつもりがない本たち(笑)
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