風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「思い」と「想い」

2006-03-16 | 風屋日記
「思い」は思考すること。考えること。
「想い」は特定の対象に好意を寄せ、思いめぐらすこと。

    ◇      ◇      ◇

今朝のNHKニュースで、
伊豆諸島の鳥島におけるアホウドリのデコちゃんの話題を見た。
絶滅が危惧されるアホウドリの鳥島での繁殖を促すため
数年前にいくつかのアホウドリの模型を置き、
繁殖場所としてアホウドリたちが集まりやすい環境をつくったところ、
1羽のアホウドリが1つの模型に対して
懸命な求婚ダンスを披露していたという話だ。

彼は毎年繁殖敷になると鳥島へやってくるようになり、
いつも同じ模型に対して求婚ダンスを踊っているのだとか。
すっかり恋しちゃったんだね。
もちろん模型は動かない。
全く応えてくれることのない相手への6年越しの恋。

彼の恋が始まってから約6年。
繁殖地として定着した鳥島において、
たくさんのアホウドリを呼び寄せるために置かれていた模型も
すでにその役目を終え、今年撤収されることになったらしい。
片思いの相手が姿を消した後のデコちゃんの想いを
心ある研究者達は心配しているらしい。

デコちゃんが本当の繁殖相手に巡り会うためには
模型の撤収はどうしても必要なことなのかも知れないけれど、
ちょっと物悲しい純愛物語ではある。

    ◇     ◇      ◇

長男のブログの昨日付の1週間ぶりのエントリーを見て、
いろいろ感じることあり。
そこには彼なりの「想い」と「思い」が込められている。

          ●

前期試験の結果は・・・TUFSは不合格(ToT)
なのでそのまま後期試験を受けてきた。
その後期試験も無事終わり、やっと解放された。

いま想えば、中3頃からTUFSに憧れてずっと目標にしてきたから、
4年間の思いが崩されてしまったわけだ。
でもまぁ、発表後にいろんな人から、
「大学は"どこに入るか"じゃなくて"何をやるかだ"」と諭され、
今はその気になっている。

どこに入ろうが自分の道を突き進むのみ!!
大学入試失敗はその中のちょっとした障害物にすぎない!!
落ち込んでたって何も始まらないことは、
今までに幾度となく経験してきた。
ダレル・ロイヤルの言葉を自分に言い聞かせて
これからはばたこう!!
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3月も中旬の朝?

2006-03-15 | 風屋日記
久しぶりでモグと朝の散歩。
家の周囲は昨日1日降り続いた雪でこんなんなっちゃった。
おーい、3月の暖かい風や日射しはどこへ行った?
こりゃ三寒四温なんてもんじゃねーな。
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懐の広さ、狭さ

2006-03-14 | 風屋日記
今朝の新聞でインドネシアの新たな立法の動きを知った。
イスラム系政党が「ポルノ封じ」のため
かなり厳しい法律を議会に提案する予定なのだとか。
解釈によってはバリの伝統舞踊も、ヒンドゥーの性器神を崇めるお祭りも
ペニスケースをつけただけで生活しているネイティブたちも
今のまま伝統的な文化を維持できなくなるほど厳しい内容なのだとか。

もともとインドネシアをはじめとする東南アジア、南アジアは
インドの文化を引き継ぐヒンドゥー、倫理形成の元となった仏教、
植民地時代に宗主国から入ってきたキリスト教、
そして現代において拡がりつつあるイスラム教が混在している地域。
それにネイティブの土着原始宗教も存在しながら
一部は混ざりあい、あるいは認めあいながら独特の文化を作ってきた。
仏教のお寺にヒンドゥーの神々が鎮座し、
ラーマーヤナの物語が各国仕様に変化しているのもその結果。
先日のNHK特集にて、スマトラ沖地震津波から1年の追悼式を、
4宗教合同で行ったスリランカの町が取り上げられていたけれど、
あの姿こそこの地域の良さだと私は思うのだ。

ここのところ世界的に、
寛容の懐が狭くなってきているような気がしてならない。
自分と違うものを認めない、許せないという風潮が顕著だ。
国同士、違う文化同士の話ばかりじゃないよ。
日本の社会においても、ちょっとしたことで相手の揚げ足を取る。
ほんの些細なことを気にとめて感情的になる。
その結果、ひと同士、民族同士、国同士、地域同士がいがみ合う。
最初の話に戻ると、
どんな宗教であれ、外の世界に目を向けることなく、
自分達の価値観、倫理観の中だけに生きる
いわば「原理主義者」たちは外の世界への寛容度が低下していく。
ブッシュを支持するプロテスタント達や一部のムスリムたちだ。
そして相手の子葉末節ばかりが目について
俯瞰する目を失ってしまう。

表現が飛躍するけど、
バーミヤンを破壊したタリバンと、
やたらと校則を細かくきめていく学校のものの見方って
結構似ているような気がするんだよねー(笑)

気を取り直して・・・
結局私は何を言いたいのかというと、いつもと同じ
「自分と違うものを認め、尊重しようよ」ってことだわな。
インドネシアのイスラム系政党の言う
「メディアの発達によってポルノがはびこり
 倫理は地に落ちつつある」
という気持ちも分からんではないけれど、
自分の周りの文化や価値観を見渡した上で、
それを法律によって規制することが果たして適切なのかどうか、
もう一度よく考えて欲しいもんだ。

蛇足だけど、
寛容度が低下しつつあるという世界、社会の変化と
グローバリゼーションの浸透度が比例してるように見えるってのは
私の穿ったものの見方なのだろうか。
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2006-03-13 | 風屋日記
今日は14年前に死んだ親父の誕生日。
生きていれば83歳になっている。
以前も書いたが、私は親父が38歳の時に生まれているので、
私の歳の割には歳をくった親父ということになる。
ちなみに親父は祖父が40代後半の時の子なので、
祖父から私までの世代サイクルはやたらと間延びしている。

親父は大正12年、長州出身ながら奥州まで流れてきた弁説鮮やかな祖父と
代々南部家に仕えてきた士族の娘である祖母の間に生まれている。
言ってみれば、当時の地方都市の中では中の上、
まあまあの家に生まれた末っ子というわけだ。
おまけに男5人兄弟ながら、
県下でも秀才の誉れ高かったといわれる上3人とは10歳以上も歳が離れ、
(すぐ上の、唯一健在の4番目の伯父とも8歳離れている)
物心ついた頃にはほとんど一人っ子状態。
家族や使用人たちから可愛がられて育った「こっちゃん」は
当然4人の兄たち同様、旧制中学から旧制高校や大学を目指すことになる。
あとから親父から聞いた話では、
旧制四高(現名古屋大学)を受験して失敗し、東京の予備校に入ったとか。
もうそれだけで当時としてはボンボンの進路だわな(笑)

さて、可愛がられたボンボンの「こっちゃん」の人生も一気に暗転。
戦況が厳しくなってのんびり浪人生活などしてはいられず帰郷。
アルバイトをしているうちに召集されたものの、
入営直後の健康診断で結核と診断されて即日帰郷。
その後終戦までは飛行機工場で勤労動員の日々だったとか。

戦後は親戚の娘の婿にと乞われ、
その前に・・・と学費、生活費を出してもらって私立大学に入学。
途中で親戚と大げんかして将来の構想は灰燼と化し、
卒業までは学費も生活費も自分で稼いだものの、ここで体を壊す。
地元に帰って新制高校の教員になったものの3年で退職、入院。
ストマイ漬けの生活から手術を経、数年がかりで退院したものの、
結核上がりの30男に就職口などあるはずもなく
塾講師をしながら次兄から小遣いをもらう生活だったらしい。
今でいうところのフリーター状態ね。

あとはお袋と出会い、一念発起してまた教員に戻り、私と妹を育て、
ようやく人並みに安定した生活を手に入れた途端の結核再発。
それから10年の闘病を経て波瀾の人生を閉じた。

親父が残した詩に「橋」というものがある。
新聞に投稿したもので、これが絶筆ということになっている。
彼岸まで届くことのない、建設途中の橋に自分の気持ちを込め、
思い半ばで人生を終える寂しさをうたっている。
亡くなる、ちょうど1年前の日付けが原稿用紙に記してあった。
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ただいま

2006-03-12 | 風屋日記
国立後期を今日終えて、先ほど帰還。
正直疲れたよ。
上京した3日前がすごく昔のことのように感じる。
ともかく受験に関する一切はこれで終了。
あとは後期の合否結果を見、
入学手続きをするだけ。
お疲れさま>長男

天気予報では、今日の東京の最高気温は17度。
試験を終えた長男は半袖のTシャツ1枚。
帰ってみたら・・・雪が降ってた(笑)
やれやれ。
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東京にて

2006-03-11 | 風屋日記
写真は近藤勇の生家跡。

今日は明日の後期試験の下見の他は
アパートの部屋のあれこれをやる予定だったが、
都内の大学に前期日程で合格した奴から
「入寮の面接に上京するから会わないか?」
とのメールが入った。
長男は喜んだね。
気持ちは切り替えたし、
後期で受ける大学もすごくいいとこだったけど
やっぱりどこか心細かったに違いない。
そしてその友も気にしてくれたからこそのメールだろう。

ということで、急遽近場の観光案内となった。
新撰組が好きな友人のためならやっぱここでしょう。
意外と呆気ない小さな祠があっただけ。
すぐそばには勇の養子の道場が残ってはいたけど、
今を生きる子孫の方の家はとてもお洒落な造りだった(笑)
その後、近くの一昨日落ちた大学を友人に見せながら
…うん、寂しそうではあった。


さて友人を見送り、部屋の色々を済ませた後、
下見の時に見つけた怪しげな食堂へ行き夕食。
何しろ店の前を通っただけで足が停まった匂い。
夜行った時も、店先にぼんやり灯る赤い明かり。
いかにも東南アジアの屋台だ。
その名も「東洋食堂」。
すごく怪しい(笑)

狭い店の中ではタイポップが流れ
涙が出るほど懐かしい匂いが漂っている。
なんだろう…これは。
ただのナンプラ-でもない饐えたような匂い。
昭和の時代、場末の通りに漂っていた匂いかも知れない。
なんかそんな懐かしさを感じることができるから、
東南アジアは懐かしい世界なんだろう。

店のマスターから「来るの待ってるよ」と言われ
(明日受ける大学の近くなので)
「合格したら、きっとオレ入り浸るよ」
と嬉しそう。
「絶対また来ます」と…あ-ぁ宣言しちゃった(笑)

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2006-03-10 | 風屋日記
「すげ-面白いの見つけた」
と長男が買ってきた本。
こういうのホントに好きだよね-(呆
東南アジアから中央アジア、中東にかけての
割とマイナーな言語を学ぶのが彼の夢。
どこかの言葉を身につけるというより、
言語という文化が好きみたい。

残念ながら、
この本を発行した大学には入れなかったけど、
勉強ならどこででもできるぞ。
後期で受ける大学だっていい学校だ。
大切なのはどこに入るかではなく
何をするかだ。
どこででも好きな勉強を好きなだけやればいい。
それが君の夢ならば。

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岩手の雪、いまだ深し

2006-03-09 | 風屋日記
今日が長男の第一志望である国立の発表。
さっき長男から連絡があり…サクラチル
頑張ったのになぁ。

センター試験ではボ-ダ-を越えてたんだけど、
やはり地方の受験生の力では
あの難解な英語の二次試験は厳しかったか。

残念だけど、12日に別の大学で後期を受ける。
早く切り替えないとね。

これで第一志望、第二志望ともに落ちたわけだ。
当たり前だけど、やっぱり受験は厳しい。
もし長男が浪人したいと言ってきたら、
その判断は本人に任せるよ。


さて私はこれから出張。
後期試験を受けに行く長男と
東京で待ち合わせることになった。
せいぜいうまいものでも食わせて慰めるか。
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安息場所

2006-03-08 | 風屋日記
中学時代、喫茶店への出入りは校則で禁止されていたが、
私の両親がコーヒー好きだったため、時々一緒に行っていた。
と言ってもたいした店じゃない。
せいぜい自宅近くで近所の人が経営していた「ラズベリー」。
たまに市街地にあってちょっと洒落た「みまつ」にも行ったが、
今思えば何の特徴もない、こじんまりとした店だった。
中学校3年になると、必要もないのに盛岡へ模試を受けに行き、
予備校近くの「メルシー」という店でお昼を食べたりした。
自分達だけで喫茶店に入るという、少し背伸びをした気分ではあった。

高校時代になると行きつけの店ができた。
以前何度か書いた「ぐがーん」や「エル・グレコ」は
時折ライブが行われたり、JAZZをかけたりしていて、
その黒い壁に白い枠の扉は大人への入り口だったと思う。
もちろん両店とも夜には酒を出していたので、
昼間コーヒーを飲みに行っても、前夜のけだるい匂いや空気が残り、
マスターからはいろんなことを学んだ。
(両店がどんな店だったか何度か書いているので
 興味があったら私のブログ内に両店名で検索をかけてみて欲しい)

大学の頃は、まず高校の頃から憧れていた
永島慎二のマンガに出てくる「ポエム」にはまっ先に行った。
大学の近くにあり、のちに自分がアルバイトをすることになる「べる」や
名前は忘れてしまったが東高円寺のアパート近くの喫茶店にも
結構な回数通った。
それらの店は(名は忘れても)店構えや内装、店内の匂い、
そして一緒だった人とどんな会話を交わしたかなど
その情景は今でも目に浮かぶ。

岩手に帰ってきてからは、大学時代も帰省の度に寄っていた
「絵夢」や「ライムライト(後の木琴)」に休みの度に通うようになる。
今に続く家内との物語は、ココアがおいしかった「とも」で始まり、
結婚するまでの舞台は「絵夢」だった。
(そういえば「絵夢」のママだったYさんと先日バッタリ会ったなぁ)
私がまだ盛岡でアパート暮しをしていた頃、
家内の大学時代の思い出の店だったという「ポプラ館」にも行ったなぁ。
盛岡駅近くの開運橋のたもと、北上川を見下ろす川べりにあった店だ。

私の若い頃の様々な思い出が詰まった数々の喫茶店は
いったいどこに行ってしまったんだろう。
今目に映るのはファストフードのハンバーガー屋か
これまたファストフードっぽい店になったコーヒー店だけだ。
あの、店主の趣味が反映された音楽や雰囲気、
そしてそこだけゆっくり流れる時間はもうなくなってしまったのだろうか。
私の息子達は、それぞれの彼女とどこで語らっているのだろう。
そして数十年後どのようなシチュエーションとして思い出すのだろうか。

かつてたくさんあった喫茶店は、
様々な思い出をしまっておく小箱のような存在に思えるのだが。
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早春の岩手山

2006-03-07 | 風屋日記
「早春の岩手山」
久しぶりの快晴で
あんまりきれいだったので思わずUP。

この写真ではよくわからないけど、
左の木立の影にかすかに見えるのが雫石スキー場。
その向こうが秋田駒ヶ岳かな!?
岩手山の左山麓が岩手高原スキー場で、
その奥が網張スキー場。
・・・ってこれまたよく見えないか(^^;
もっと大きな写真だったらよかったのにねー。
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復活

2006-03-07 | 風屋日記
何とか復活。
熱は下がった(と思う)
まだメシは食えないけどね。

昨夜は帰ってからソッコーで布団に潜り込み、
22時ころ目覚めたらみーんな寝ている(笑)
何か食わないと薬を飲めないので
仕方ないので台所でバナナ1本食って
薬飲んでまた寝た。
今朝聞いてみたらみんなそれぞれ調子がイマイチとのこと。
季節の変わり目だもんねー。



さて、どうやら当地も今日から春だ。
空気の輝き方や日の光の強さが昨日までとは違う。
生命と光の季節の復活だな。
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ヤバい

2006-03-06 | 風屋日記
体調不良、最悪。
上げて下って、頭痛くて、体が強ばってダルくて
そんでもって寒い・・・。

今週は何だかんだ忙しいってのに。
サイテー。




それにしても、
例えばこれで私が入院となったりしても
(あるいはあっさり死んでも)
ココを見て下さっている方々にはわからないよねー。
「アレ!?最近書き込みがないね」
って程度で、いつか忘れられちゃうんだろーなー。
デジタルな人間関係なんてそんなもんサ。
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おバカなことが好き

2006-03-05 | 風屋日記
トリノオリンピック以降、
スケートリンクへの来場者が全国的に倍増とのこと。
しかもアンケートによれば、その半数近い人が
「イナバウアーの真似をしてる人を見た」と答えていた(笑)
うーむ、しーちゃんの金メダルの影響力はスゴイ。
これだけならまだ微笑ましいんだけど
イナバウアーの真似をしたことによって腰を痛め、
なんでも接骨院も大はやりなんだそうだ(^^;
思わず笑っちまった。

そういうおバカなことって大好きだよ。
ボケかましたりするのって何だか平和だよねー。

先日の卒業式の後の野球部恒例コーラ掛けも面白かったみたい。
3年生部員が出て来るのを見計らってコーラの口を開け、
指で抑えて思いきり振りながら後輩達は待つ。
他の3年生達は後輩達が見送る中をどんどん出て来るんだけど
野球部の3年は、出ていけば何が起きるか知っているので
もったいぶってなかなか出て来なかったらしい。
待っている1年生はコーラの圧力に指が押され、
「あっ、だめだーっ!!すんませんっ!!」と一言叫んで「プシュッ!!」
自分や近くの2年生にかかってしまう。
「オメー何やってんだ!!」と叱られたりして・・・(爆笑)

3年生達はおもむろにダッシュで出てきて
ソッコーその場は大狂乱!!
(一部の3年生部員は上半身ハダカだったらしい)
女子生徒達は思いっきり引くし、
他部の男子生徒達は面白がって大笑いしながら見てるし、
そのうち大量のコーラの空き缶を指差して
「かーたづけっ、かーたづけっ」とコールが起きる(笑)
くそー、見たかった(^^;



でもね。
こんな平和なおバカでいていい世の中なんだろうかとも思う。
みんなで知らずに笑っているうちに、
何だか恐ろしいことが世界中で起きている気がする。
みんなで、何の心配もなく
大口開けて笑っていられる時代がきて欲しいけど。
コメント (2)
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雪渡り

2006-03-04 | 風屋日記
そろそろ昼間は氷点下を脱し、
ちょっとでも日が射すと溜まった雪が融けてくる季節になった。
毎日すこーしずつ、でも確実に雪はなくなっている。
夜になれば、まだまだ氷点下の透き通った夜気。
昼間融けた雪の表面が凍り、
翌朝、まだ寒いうちだと、堅く凍った雪の表面を歩くことができる。

今朝はうまい具合にいい天気。
放射冷却で冷えた空気が、
まだ20cm以上の厚みで積もっている雪の表面を凍らせ、
私のように重い人間も渡っていける程だった。
ところどころ土が顔を出した南向きの斜面をよーく見たが、
バッケ(ふきのとう)の頭はまだ出ていない。

雪の上を渡って歩けることが面白くて、
今日はちょっと長い距離の犬の散歩。
何しろ、3ヶ月ぶりにいつもの散歩道を歩くことができたのだから。
(これまでは散歩道への角には除雪の雪の壁があり、
 それを乗り越えても膝上までの積雪があったので・・・)
ちなみに、写真の影は帽子をかぶった私と犬の耳(笑)



  堅雪かんこ、凍み雪しんこ
  狐の子ぁ、嫁ぃほしい、ほしい

  凍み雪しんしん、堅雪かんかん
  狐こんこん白狐、お嫁ほしけりゃ、とってやろよ

  キック、キック、トントントン

             宮沢賢治「雪渡り」より
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卒業

2006-03-03 | 風屋日記
今日は卒業式。
小学校、中学校とは違い、
ひとりひとりに卒業証書の授与はない。
ひと通り名前を呼ばれた後で代表が受け取るため時間は短い。

本校では、入学式より応援団入団式が重要なイベントであるように
今日の卒業式より昨日の退団式の方が思い出に残る重要なイベント。
3年間で唯一この時に3年生が歌う「花高賛歌」の3番が
卒業生たちの涙を誘う。

そのせいか今日の卒業式はみんなリラックス。
「厳かに、格式高く」という意識が誰にもない。
なにせ来賓もみなOB。よくわかっている(笑)
(かくいう私も同窓会の役員として来賓の末席を汚させてもらった)
名前を呼ばれた時も「ハイ」と普通に返事をするヤツらもいれば
応援団幹部やその他の何人かのように、野太い、精一杯の声で
「オーッス!!」とやらかすヤツらもいて愉快。
その辺は昔からのバンカラ校の面目躍如。
若者らしいその邪気やよし。

校長の式辞が良かった。
「花巻出身でクラーク博士から直接薫陶を受けた、
 当時の北帝大総長で本校創立時のキーマン佐藤昌介博士の教育の精神は
 Be gentle  Be ambitious  Be friendly であり、
 それは本校の教育目的でもある。
 諸君は本校卒業生としてその精神を矜持としなければならない 」

在校生の送辞も印象深い。
「学校の中庭にある、宮沢賢治さんの胸像の台座に
 賢治さんの言葉が刻まれています。
 『なべての闇を薪と燃やし
  栄えある世界をともに作ろう』
 新たな一歩を踏み出す先輩達は
 そういう世界に踏み出していくのだなという感慨があります」

そして答辞。
「今こそ声に出していうべき時であると思います。
 おとうさん、おかあさん、先生方、
 そして私達に関わって下さったすべての方々、
 ありがとうございました」

何とかここまでは耐えたよ、わたしゃ。
でも続く校歌斉唱では、もう我慢は限界だったね。
「人生風波荒ぶとも 不撓の勇気我にあり
 奮闘精進弛みなく 進む我等の意気を持て
 至誠天地を動かさん 至誠天地を動かさん

 至誠は我等の命なり 不撓は我等の力なり
 我等の命ある限り 我等の力ある限り
 建てよ理想の殿堂を 桜雲台上花匂う」(3・4番)


残念だったのは、卒業式終了後時間がなくて、
中庭で卒業生を送りだすところまでいられなかったこと。
野球部恒例のビールならぬコーラ掛けを見たかった(笑)




ところで、今日発表だった
長男にとっては私立の第一志望W大・・・ダメだった。
そこに合格を決め、あとは合否に関わらず余裕で国立の発表を待つ
という長男の戦略が狂った(^^;
慌てて今日から国立後期に備えた小論文の勉強を始めるらしい。
ま、いいけどさ(笑)
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