風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

東京にて

2006-03-11 | 風屋日記
写真は近藤勇の生家跡。

今日は明日の後期試験の下見の他は
アパートの部屋のあれこれをやる予定だったが、
都内の大学に前期日程で合格した奴から
「入寮の面接に上京するから会わないか?」
とのメールが入った。
長男は喜んだね。
気持ちは切り替えたし、
後期で受ける大学もすごくいいとこだったけど
やっぱりどこか心細かったに違いない。
そしてその友も気にしてくれたからこそのメールだろう。

ということで、急遽近場の観光案内となった。
新撰組が好きな友人のためならやっぱここでしょう。
意外と呆気ない小さな祠があっただけ。
すぐそばには勇の養子の道場が残ってはいたけど、
今を生きる子孫の方の家はとてもお洒落な造りだった(笑)
その後、近くの一昨日落ちた大学を友人に見せながら
…うん、寂しそうではあった。


さて友人を見送り、部屋の色々を済ませた後、
下見の時に見つけた怪しげな食堂へ行き夕食。
何しろ店の前を通っただけで足が停まった匂い。
夜行った時も、店先にぼんやり灯る赤い明かり。
いかにも東南アジアの屋台だ。
その名も「東洋食堂」。
すごく怪しい(笑)

狭い店の中ではタイポップが流れ
涙が出るほど懐かしい匂いが漂っている。
なんだろう…これは。
ただのナンプラ-でもない饐えたような匂い。
昭和の時代、場末の通りに漂っていた匂いかも知れない。
なんかそんな懐かしさを感じることができるから、
東南アジアは懐かしい世界なんだろう。

店のマスターから「来るの待ってるよ」と言われ
(明日受ける大学の近くなので)
「合格したら、きっとオレ入り浸るよ」
と嬉しそう。
「絶対また来ます」と…あ-ぁ宣言しちゃった(笑)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする