NHK「みんなのうた」が放送開始60年なのだそうだ。
ということはほぼ私と同年齢ということになる。
言い換えれば、私の年代はみんなのうたとともにあった?
小さい頃は毎日のようにこの番組を見ていた。
毎月発行される「みんなのうた」の楽譜本も買ってもらい
とにかく家でひとり歌っていた記憶がある。
「ドロップスのうた」や「パンのマーチ」など、
今でも歌詞を見ずにフルコーラス歌えるほど歌ったが、
長じて「ドロップスのうた」はまどみちおさんの詩だと知った。
まどさんは全詩集を買ったほど好きな詩人。
今思うとすごい人たちがみんなのうたの曲を作っていたんだなぁ。
中でも特に好きな歌が2曲あった。
これらもよく歌ったものだが、
あとからどちらもクラシックの曲に歌詞をつけたものと知り、
やはり優れた曲は子どもの心にも訴えかけるものなのだなぁと感心。
今もこのメロディを聴くと歌詞が口をついて出てくる。
ひとつはビゼー作曲の「小さな木の実」。
もうひとつはビバルディ作曲の「四季」から「冬」。
「四季」の春は卒業式や入学式でお馴染みだが
その前に「冬」を知っていたことになる。
新しい歌もいいけれど
こういう、いつまでも残る歌を取り上げて欲しいな。