風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

原発

2021-04-02 | 社会
私はリベラル系の考え方や発言をすることが多い。
とはいえ確固たるイデオロギーを持っているわけではない。
自分の考えのモノサシはあくまでニュートラル。
俯瞰的に、本質的に考えて、
いいことは賛同するし、おかしいことには意見も言う。
大人なので(笑)忖度もするし、苦笑いしながら承服もするが
おかしいことにはきちんと主張したいと思っている。

で、原発。
これに関しては大反対だ。
災害やテロに弱いとかいう理由も多少あるが
なによりも放射性廃棄物の安全な処理方法が決まらないのに
そういうものをどんどん生み出す今の方式が間違っているからだ。
よく「トイレのない家」という表現を目にするが
反対の一番の理由はまさにそれ。
脱炭素社会のために必要と言われているが
炭素より放射性廃棄物の方がよほど危険だろう。
そう思わない?
大都市のために地方が危険と隣り合わせに原発を抱えたり
札束でほっぺたを叩くような政府のやり方も気にくわないけど。

かつて原発全廃を謳っていた立憲民主党は、
連合の支持を失わないために反原発を言わなくなった。
それはおかしいよ。
電力業界の組合は仕事を失うことがないように
立憲民主党に圧力をかけているようだけど
SDGsを考えたら果たして原子力発電は将来的にどうなんだろう。
原発全廃に反対することにかけるパワーを
次の新しいエネルギー開発にかけたらいいのではないかと思うんだ。
まるでトランプ政権を支えるアメリカの石油業界みたい。
あの人たちだって、次の時代の産業を考えるいいチャンスなのに
自分たちの仕事や権益に固執していて
地球温暖化という時代の流れに棹さしている。

もっと俯瞰で、本質的に考えようよ。
・・・と言いたいのが今日の主張。
コメント
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