風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

カラオケレパートリー

2021-04-06 | 音楽

きょうびカラオケも憚られる時代だけど
歌うって行為は心身のためにも、人と人との繋ぎにも
すごくいいことだと思うんだなぁ。
上手いとかヘタとか関係なく
自分で好きな歌を歌い、他人の歌を聴いて覚え、
それが会話にきっかけにもなる。
個人的には演奏して歌う方が好きだけど
(しかもコーラスが入るってのがまたいい)
カラオケで歌ってもそれはそれで楽しい。

で、カラオケで歌うようになってからこれまでの
自分がよく歌っていた曲を思い出してみた。

カラオケで歌い始めたのは20代前半の頃。
まだ学生で東京にいた頃だ。
六本木のカラオケ道場で初段を取り、
ウイスキーのボトルを1本もらったのも懐かしい思い出。
その頃は
「恋人も濡れる街角(中村雅俊)」「ハイティーンブギ(近藤真彦)」
「すごい男の唄(三好鉄生)」「約束(渡辺徹)」など歌っていた。

岩手に帰って就職してからは同期とよくスナックで歌った。
村下孝蔵の歌が多かったかなぁ。
あとはサザンの「栞のテーマ」「Just A Little Bit」とか。

20代後半は、最初に勤めた会社の連中と歌いに行った。
歌が好きな同世代が多かったからね。
「目を閉じておいでよ(バービーボーイズ)」や
「ワインレッドの心(安全地帯)」「ひとり咲き(チャゲ&飛鳥)」。
ウケ狙いでネタものを歌うようになった。
オリジナルキーの「TATOO(中森明菜)」や
ひとり2役で「浪速恋しぐれ(都はるみ&岡千秋)」をセリフ入りで。

30代に突入と同時に転職。
行きつけのライブバーができて、そこでも歌うようになった。
「I Love You(尾崎豊)」「プカプカ(西岡恭蔵)」など。
安全地帯やシャランQはキーが合うし、曲そのものも好きだったから
結構いろんな曲歌ったと思う。

40代になると忙しくてカラオケにはあまり行かなくなった。
それでも後半はバンドもやってたので
BEGINや憂歌団、チャゲ&飛鳥、サザンなどのバンドものが多かった。
特にBEGINの「防波堤で見た景色」は定番曲だった。
その場の雰囲気や客層などに合わせて
自分が好きな歌やジャンルじゃなくても歌うようになったのはこの頃。
演歌とか、ムード歌謡とかね。

50代前半は東京生活。
新橋に音響の良いゲイバーがあり、歌自慢の常連が集まっていて
そこで歌合戦的なものをやったりもした。
もうここへくるとネタものが多くなっていった感じ。
今もよく歌う「even if...(平井堅)」や
「僕はここにいる」「One more time,One more chance」など
山崎まさよしものなどはここで覚えた。
その場にいる誰も聴いたことがない、
マイナーな歌ばかり歌うことを自分に課していたことも。
住んだマンション近くにプロの歌手がカラオケスナックをやっていて
ここにも休みの日などぶらりと歌いに行ったりもした。
吉幾三や伊藤秀志などのネタものはここで歌うようになった。
店主の弟子を自称して、他のお客様のデュエットの相手をしたり
ハモりを入れてあげたりということもしていた。
気に入ってもらったお客様のアフターにも付き合ったり(笑)
優しかったジョーイさん、元気かなぁ。

50代後半は独立したあと。
あまり飲みには行かなくなったし、カラオケも推して知るべし。
だから新しい歌を仕入れることもなくなり
たまに歌う場面があっても
相変わらず山崎まさよしや平井堅、サザンの歌など歌っている。
「メロディ(「玉置浩二)」や「歌うたいのバラッド(斉藤和義)」は
ここ数年前ぐらいから歌うようになったかな。
他はとにかくネタに走ることが多くなった気がする(^^;

盛岡まで車で長距離通勤していた頃は
暗くなってからの帰りの車の中が歌の練習場所だった。
気に入った歌を見つけると、毎日繰り返し歌の練習をした。
時にはバンドのために、ハーモニカホルダーを首から下げて
運転しながらハープの練習したことも(^^;(時効?笑)

その時々でいろんな歌を歌ってきたけど
例えばなんとなくアンニュイな気持ちになっている時、
例えば若い頃を思い出しながらしんみりしている時、
心に残っている古い歌を歌うことがあり、
そんな時に選ぶ曲は昔からあまり変わっていない。
ずーっと歌い続けてきた曲がいくつかある。
「東京(マイペース)」、「外は白い雪の夜(吉田拓郎)」、
「ぼくがつくった愛のうた〜いとしのEmily〜(チューリップ)」、
「博多っ子純情(チューリップ)」「君は風(佐々木幸男)」
そして「おまえだけが」「冬京」「北国列車」など風の曲。
名曲は思い出とともに。
コメント
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