吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

説明できないことを、説明できない人たちが、説明しないで政治するこの国の政治家たち。

2011年12月30日 | Weblog
原子力発電所の建設や増設は、原油や化石燃料の現在将来価格や枯渇を事由にした相対的なコスト理由で進められた。使用済み燃料の始末や地震や事故などへのリスク・コストなどは、勘定されていない。無事故安全100%を謳う原発にそのようなオフレは無用ということらしい。

化石燃料や再生自然エネルギーを利用するより低コストだというドキュメントを添えて、そして原子力村や官僚帰属社会をつくりあげた。”つくり、すすめる”ことを前提にしているわけだから、真実や事実や客観や公平から外れることも無視する。説明できないから、説明しないでコトをすすめる。

こども手当も同じ。子ども教育や子育て施策の貧困が、少子化をもたらしている理由だとイメージする人々に、子どもはみんな公平、子どもは国や社会のタカラということで、貧困富裕に関係なく”すべて”を国が面倒をみると、公平や格差解消を装って人気取りのマニュヘストを発信する。そして、財源不足を理由に断念し、この間の児童手当もどきに戻す。

沖縄普天間基地辺野古移転問題など、説明しない、説明できないの典型。一国の総理が、思いつきで県外を言ったり辺野古外を言ったりして、そして、辺野古(埋め立て)環境影響評価書7000ページをダンボールで、真夜中配達する。仲井真知事に読んで理解しろというのだろうか。つくりすすめたい人たちが、つくりすすめるための理由書を作文して、評価書というのだ。

八ッ場ダムの変節や税と社会保障の一体改革やこの度の消費税8%(2014年)、10%(2015年)の増税も同じだ。説明しない。説明できない。”足りないから””要るから”進めたいので、理解してくれというだけなのだ。公平や真実や展望を添えた目標などの説明は、いつもない。
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self-will (noga)
2011-12-30 15:16:58
昔、「コーラは○○○、ボクシングはヤマトダマシィ」という宣伝文句があった。
闘争には、大和魂が有効であるということであろうか。大和魂とは、負けじ魂のことなのか。大和魂を発揮して頑張れば、その結果は沖縄戦のようになるというものであろうか。

悪くないものを悪いと言わせようとする恣意がある。これも、腹芸か、大和魂か。
その恣意が政治問題を何十年も膠着させている。
普天間基地の環境がどうしても我が国民に許しがたいものであるならば、政府は福島の第一原発のように「長期帰還困難区域」に指定すればよい。
この国の政治には、恣意の人でなく、意思の人が必要である。
さすれば、腹案ではなく、成案をもって問題は決着できる。

問題を解決する能力はないが、事態を台無しにする (ちゃぶ台をひっくり返す)力は持っている。
だから無能力の我々は、常に耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、もって万世のために太平を開かんと欲しなくてはならない。
和をもって尊しとなす。過ちは、繰り返しませぬから。
これは単なる感傷ではなく、我々自らの叡智をもって裏付ける行動に出なくてはならない。

日本人には意思 (will) がない。
意思は未来時制 (future tense) の内容である。
日本語には時制がない。
日本人には意思がない。

英米人の子供には意思がない。
この点で日本人のようなものである。
思春期を迎え、言語能力が発達すると、意思を表すことができるようになる。
英米流の高等教育 (大人の教育) が可能になる。これは、さらなる英語の教育である。
日本語脳の持ち主には、大人の教育の意味は理解できない。
日本人は英米流の大学教育を高く評価もしないし、効果も上がらない。

子どもには意思がない。
だから、子供には保護者 (chaperon) がついてきて、それを代行する。
日本政府にも、意思決定が難しい。
だから、アメリカ政府が意思決定を助けてくれる。
日本人の誰もが指摘する通り、我が国の政府は、アメリカ政府のポチである。
日本人は、自力でこの道を脱却できるか。

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http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

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