吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

虚偽と偽装のつぎが”エゴと偽善”とは、何としたことか。

2008年07月27日 | Weblog
 まだ読んでいない武田邦彦氏(中部大学)の『偽善エコロジー』(幻冬舎新書)を早く読んでみたい。世に言うエコ生活がLOHAS生活理念とは異なる生活のようだと思っていたからだ。”エコ”が”エゴ”らしいと疑っていたからだ。7月27日朝日新聞の14版に、この本の広告をみた。

 閣議や国会の皆さんのエコ・スタイルや28℃に設定したという部屋でウチワを使っているノーネクタイ姿の官僚役人をみて、「何とラフで、緊張感のない」ワーク・スタイルだろうと思っていた。28℃やノーネクタイが、どれだけ石油の使用量の節約に貢献し、どれほど地球温暖化の進行を食い止めることに貢献しているのか、わたしにはわからない。

 一人ひとりが少しづつでもCo2の排出を押さえ、エネルギーや石油の使用量を削減することの貢献と、2050年温暖化ガス半減の地球世界をリードしているG8の首脳たちの談合の成果とが、どうしても重ならないのだ。広大な熱帯雨林や森林を伐採し、トーモロコシやバイオエタノール用の植物を栽培し、膨大なエネルギーを使い、石油やガソリン代わりのバイオエタノールをつくることの有効性が理解できないのだ。

 小麦や大豆の見えない企てによる価格高騰も、原油価格の止むことを忘れたような高騰も、見えない手の企てか投機筋の危険な遊びごころによるように思える。バイオエタノールや原子力発電や風力・太陽光などの自然発電が、エコなのか地球のサステナビリティを高める方法なのか、解るように説明してほしい。

 石油や石炭などの化石燃料発電の廃棄物や原子力発電の最終廃棄物などの”行方”を、地球の深層地中や地球外の宇宙に埋葬することで”地球ゴミ”問題を解決できるのか教えてほしい。人類が吐き出すCo2が、地球の温暖化を進めている主犯なのか説明してほしい。

 われわれ人類は、本当に地球温暖化や環境破壊の真の原因を突き止めているのだろうか。もっと広く太陽や太陽エネルギーの変化や見えない宇宙の闇の異常や変化を把握できているのだろうか。地球の天候や環境の変化は、本当にCo2の増加が原因なのだろうか。科学に疎い自分にはわからない。解らないが、直感や感覚で現在の学者や政府や地球のリーダーたちの主張や発表を疑っている自分なのだ。

 なんとなく、いまの「エコ」をエゴや偽善エコロジーという方々の主張に頷いてしまうこの頃だが、昨年の虚偽と今年の偽装のあとが偽善ではやりきれないのだ。 
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