いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

カーリング

2018-02-24 23:55:03 | 超・いぶたろう日記
流行り物とか、世の中みんながもてはやすものには、
ほぼ脊髄反射的に背を向ける習性のある真性アマノジャクの僕は、
もちろんオリンピックに対してもそうだったのだが、
今日の女子カーリングの銅メダルには柄にもなく感動してしまった。

たまたま、ネットかなんかで記事になっていた、
本橋選手のLS北見設立の経緯、集まった選手たちの辛い経験、
そういったものを知って興味がわき、実際に競技を見てみたら、
なぜ彼女らが人気を集めているのかがよくわかった。

とかく明るい。そして自然体。
そしてどうしようもなく和む北海道弁。
これまでのオリンピック代表にはなかった空気感。
なんていうか、「日の丸を背負って…」とか「日本人の代表として…」とか、
そういう鬱陶しいナショナリズムなしに、
自分たちの夢として挑戦しているひたむきな感じがいい。
それってオリンピックの本来の精神じゃなかったか。
そこに彼女たちのここまでの苦労や奮闘ぶりを知ってしまえば、
そりゃあ応援したくもなる。

テレビでの採り上げ方は相も変わらず下世話な「美形スキップ」だったり、
興味本位の「もぐもぐタイム」だの「そだねージャパン」だったりして、
僕のイラっとくる要素満載だ。
もしそれだけしか知る機会がなかったら、
そういう先入観ができあがってしまったろうし、見ることもなかったろう。
テレビを嫌う割に、しっかりテレビの影響を受けてしまっているのだから、
僕もたいしたことないなと思う。

でもやっぱり、テレビの採り上げ方も少し考えてもらいたいなあと思う。
まあ、僕みたいなへそ曲がりは少数派だろうし、
こうして華やかに商品化しちゃった方が、
多くのファンができてスポンサーもついてみんな幸せなんだろうけど。
でもテレビの陳腐で安っぽい演出が、
スポーツ本来の面白さやイメージを毀損している面も少なからずあると思うがなあ。

ともあれ、基本中の基本だけど、先入観にとらわれず、
自分の目で見るというのは大事なことね。
何気なく見始めただけなのに、目が離せなくなっちゃって、
イギリスチームのラストショットから思わぬ形で勝利が決まった瞬間は、
思わずおおっ!と声を上げてしまった。
その後のチームの涙・涙の喜びようにも、素直に感動してしまった。
ことに第一人者でありながら裏方に徹してチームを献身的に支えた本橋選手の感慨たるや、
いかほどばかりかと思う。いいものを見ました。

…まあ、最後までルールはよくわかんなかったけど(笑)。
あと、あのストーンが転がる音が無性に好き。
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