すべては、3年前僕が予見したとおりになって、
そして結局は元に戻すことになったというお話。
数々の不正と怠慢によって、
地元の評判を地に堕とした人もお帰りになるとか。
こうなることはわかりきっていたのに。
だからあれほど言ったのに。
それぞれの現場での創意工夫や奮闘の成果を、
経営手腕や組織のブランドによるものと勘違いし、
古い価値観と自惚れた経営で迷走した果てに、
「ふりだしにもどる」か。
遅きに失した感もあるけれど、
私情を屁理屈で覆い隠し、独断で専行した手前、
簡単に引っ込みがつかなかったのだろう。
そんなくだらない意地のために、
3年間も右下がりの環境に置かれた顧客も従業員も気の毒だ。
だけど過ちを自ら認められぬあの人のことだ、
自分は体よく責任を投げ出したくせに、
「あの時点では必要な措置だった」
「やってみなければわからないこともある」
「実際、やってみてよかった面もある」
なんて、懲りずに自己正当化の屁理屈を厚顔で強弁していそうだ。
恒例行事だけに、目に浮かぶ(笑)。
けれど、この3年間に喪ったものは取り返しのつかないほど大きいはず。
人を大事にしなければ、組織は簡単に崩壊する。
小手先の起死回生策を色々と講じているようだけれど、
経営側の基本認識が変わらなければ、また同じことをくり返すだろう。
ただ他山の石として、我が身を律するのみ。
そしてようやくというか、ついにというか、
サービス業としての原点に忠実で、誠実な人柄の旧知の人物が、
火中の栗を拾う意気で後任に収まった由。
大いに敵失に助けられた感のあった過去3年(笑)とは打って変わって、
彼ならば強力なライバル復活もあるかもね。
でも、大きな視点で見れば市場の活性化にもつながるだろうし、
なぜか僕自身が心のどこかでホッとしていることも否めない。
経営陣は最低だったけど、現場はいつも最高だった、
あの空気を知る唯一の生き残りだからだ。
よく金村義明が近鉄バッファローズ時代を回顧して、
最高の野武士集団だったチームと、最低のドケチ球団フロントの、
皮肉なコントラストを面白おかしく話してくれるけれど、
ちょうど僕もあんな感じかも知れない。
何よりあの場に思い出のある者たちにとっては、
やはり荒んでいく一方というのは寂しい思いがしたに違いない。
彼らが僕の所を訪ねてきてくれることは多いが、
僕はあの頃のあの空気を再現したつもりでいるし、
それを感じ取って「新しいのに懐かしい、不思議な感じだね」
なんてみんな言ってくれるけれど、
やはり彼らにとっては自分の思い出が染みこんだ場所とは違う。
かといって、その「場所」だったところをいま訪ねていっても、
今度は誰も彼らのいた時代を知る者がいない。
歳月が過ぎて人の入れ替わりはやむを得ないことだけれど、
せめてその場ならではの「空気」というものは受け継がれていないと、
やはり寂しい思いを禁じ得ない。
集まり散じて人は変われど、仰ぐは同じき理想の光。
その意味で、正統な後継者が誕生したことは、やはり素直に嬉しい。
彼のまっすぐで誠実な理想や情熱がきちんと反映されたならば、
蘇生するのもそう遠い日のことではないだろう。
まだ我欲と嫉妬心の塊のような政治屋もいるし、
何よりの病巣である経営手法が改まったわけではないから、
茨の道ではあるかもしれないけれど。
ここはひとつエールを送りたい。
ここからが本当の勝負だね。
僕らももちろん、負けないようにしたい。
そして結局は元に戻すことになったというお話。
数々の不正と怠慢によって、
地元の評判を地に堕とした人もお帰りになるとか。
こうなることはわかりきっていたのに。
だからあれほど言ったのに。
それぞれの現場での創意工夫や奮闘の成果を、
経営手腕や組織のブランドによるものと勘違いし、
古い価値観と自惚れた経営で迷走した果てに、
「ふりだしにもどる」か。
遅きに失した感もあるけれど、
私情を屁理屈で覆い隠し、独断で専行した手前、
簡単に引っ込みがつかなかったのだろう。
そんなくだらない意地のために、
3年間も右下がりの環境に置かれた顧客も従業員も気の毒だ。
だけど過ちを自ら認められぬあの人のことだ、
自分は体よく責任を投げ出したくせに、
「あの時点では必要な措置だった」
「やってみなければわからないこともある」
「実際、やってみてよかった面もある」
なんて、懲りずに自己正当化の屁理屈を厚顔で強弁していそうだ。
恒例行事だけに、目に浮かぶ(笑)。
けれど、この3年間に喪ったものは取り返しのつかないほど大きいはず。
人を大事にしなければ、組織は簡単に崩壊する。
小手先の起死回生策を色々と講じているようだけれど、
経営側の基本認識が変わらなければ、また同じことをくり返すだろう。
ただ他山の石として、我が身を律するのみ。
そしてようやくというか、ついにというか、
サービス業としての原点に忠実で、誠実な人柄の旧知の人物が、
火中の栗を拾う意気で後任に収まった由。
大いに敵失に助けられた感のあった過去3年(笑)とは打って変わって、
彼ならば強力なライバル復活もあるかもね。
でも、大きな視点で見れば市場の活性化にもつながるだろうし、
なぜか僕自身が心のどこかでホッとしていることも否めない。
経営陣は最低だったけど、現場はいつも最高だった、
あの空気を知る唯一の生き残りだからだ。
よく金村義明が近鉄バッファローズ時代を回顧して、
最高の野武士集団だったチームと、最低のドケチ球団フロントの、
皮肉なコントラストを面白おかしく話してくれるけれど、
ちょうど僕もあんな感じかも知れない。
何よりあの場に思い出のある者たちにとっては、
やはり荒んでいく一方というのは寂しい思いがしたに違いない。
彼らが僕の所を訪ねてきてくれることは多いが、
僕はあの頃のあの空気を再現したつもりでいるし、
それを感じ取って「新しいのに懐かしい、不思議な感じだね」
なんてみんな言ってくれるけれど、
やはり彼らにとっては自分の思い出が染みこんだ場所とは違う。
かといって、その「場所」だったところをいま訪ねていっても、
今度は誰も彼らのいた時代を知る者がいない。
歳月が過ぎて人の入れ替わりはやむを得ないことだけれど、
せめてその場ならではの「空気」というものは受け継がれていないと、
やはり寂しい思いを禁じ得ない。
集まり散じて人は変われど、仰ぐは同じき理想の光。
その意味で、正統な後継者が誕生したことは、やはり素直に嬉しい。
彼のまっすぐで誠実な理想や情熱がきちんと反映されたならば、
蘇生するのもそう遠い日のことではないだろう。
まだ我欲と嫉妬心の塊のような政治屋もいるし、
何よりの病巣である経営手法が改まったわけではないから、
茨の道ではあるかもしれないけれど。
ここはひとつエールを送りたい。
ここからが本当の勝負だね。
僕らももちろん、負けないようにしたい。
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