いや〜、想像以上に楽しい。
まだオムツの世話もあるし、歯磨きやらお風呂やら食べこぼしやら、
何かと世話が焼けるけど、それも含めて、
いましかできないと思えばとにかく楽しい。
夜にホテルのそばのコンビニまで手繋いで行ったり、
お菓子やジュース選んだり、こんなこともできるようになったか…と感慨。
もう少し大きくなったらまた、違った楽しみ方もできるんだろうなあ。
何より、こうして当たり前に「じいじ」に孫を会わせてやれるのがイイ。
じいじもまた、土日はゴルフやらイベントやら忙しいはずなのに、
孫が来るとなるや何とキャンセルして、今日は一日付き合ってくれた。
さすがに明日はゴルフコンペなのでキャンセルはできないようだったが、
それでもラウンド後の懇親会を遠慮して、
帰りの新幹線までのわずか2時間半を孫と過ごすために、
兵庫の山奥のコースから飛んで帰ってくるらしい。
参観日や運動会すら一切来なかった昔を考えるとウソみたいだ(笑)。
僕は父と過ごせなかった時間をゆっくり取り戻しているようでもあるし、
父もまた僕が幼かった頃に過ごせなかった時間を、
代わりに孫といま味わっているようでもある。
もちろん特別な時間なのだけど、
すべてが自然で当たり前になったことが僕は何より嬉しい。
親もまた人間で、若い頃には過ちを犯すこともあるだろう。
そして子供だからこそ、それがいつまでも許せなくて、
大人になってからもずっと親とは距離を置く…
なんていう不幸な関係もあるかもしれない。
そういう人の気持ちもわからないではないけれど、僕はそれをとらなかった。
気づけば僕も五十前、親父は70代の半ばだ。
年に一度会えるとして、あと何度会えるだろう。
許すも許さないもなく、ただ、もったいないと思った。
僕の場合は、と前置きしておく必要があるだろうけれど、大正解だった。
僕は子供を授かったのも遅かったけれど、
それもまた結果として色々イイ方に作用しているなと思う。
20年前だったら、まだ親父とこうして過ごすのは難しかったろう。
かと言って、成人した孫を連れて行って、
どうもはじめましてあなたの孫です…なんてのも奇妙だ。
まさにこのオムツもとれない時期だからこそ、イイ。実感が湧く。
ああ人生ってわかんないね。
答え合わせもまだまだ先なんだろうけど、
僕はいまのとこ、概ね満足している。
もちろん母のことも、妻も子供たちも、大切に大切にしていくつもりだし、
その気持ちがある限り大きく間違えることはないはずだ。
どうも大阪にやってくると妙に感傷的になってしまうなー。
そんな父を尻目に息子は大画面でYouTubeが楽しめると知り、
ひとりで大きなベッドを専有してご堪能中。
もう寝ろよー…と思ってそちらを見たらもう寝てた。
明日もまた、楽しいぞ〜!ぐっすり寝ろよ〜!