いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

所詮は他人のふんどしであるわけだが

2012-09-10 22:11:07 | 超・いぶたろう日記
決して批判的なニュアンスじゃないんだけども、という前置きをして。

格言・名言といったものが好きな人がいて、
FBでもよく色んな言葉を紹介してもらうのだけども、
年齢に関わらず経営者とか、
人をまとめる立場にある人にこの傾向は強いようだ。

昔はオヤジ臭いな~と思っていたんだけれど、
自分も人をまとめなければならない立場にあって、
何とな~くわかって来た部分がある。

つまり、リーダーとか管理職って、
やらなきゃならないこと、注意しなければならないこと、
改善したいことなんかが山ほどあって、
常に効率化と共有化に飢えているようなトコがあるんではなかろうかと。

そして、それを満たしてくれるのが先人の苦労が詰まった格言・名言。
頭の中のモヤモヤを言い当てられたような、
スッキリさせてくれる効果がバツグンで、
するとその爽快感はその人をして伝道師たらしめ、
FBや職場の貼り紙に結実するのであろうと。

特にスタッフにいちいち細かい具体的指示を下すより、
より高次元の抽象的な理想を共有させることで、
仕事のクオリティはひょっとして上がっちゃったりもするんじゃなかろうかと、
期待する向きは少なくないだろう。

いや、実は僕もそうなのだ(^^)

しかしこういうものは、同じくらい現状に危機意識や問題意識を持ち、
かつ自分の仕事に誇りを持っていなければ、哀しいくらい共有はできない。
かといって、周囲の「意識の低さ」を嘆き、
孤高を気取ったところで、ロクなことにはならないわけだし、
悩ましいところだ。

名言はそれを紹介する人によって、味わい深くも胡散臭くもなる。
名言を人に紹介しただけで、
それを最初に言った人と同じくらい偉くなっちゃうようなのは恥ずかしい。
またブランドモノの服と同じで、服に着られちゃってるようなのもやはり恥ずかしい。

名言・格言を持ち出すには勇気がいる。
やはり実際の経験や苦労に裏打ちされた人格、
普段の言動・仕事ぶりが大切なのだろうなあ。

などとね。
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